
シリウスとアース製薬、介護洗身用具「switle-BODY」専用液剤を共同開発――活用方法の共同研究も開始
株式会社シリウスとアース製薬株式会社は、皮膚感染症対策および衛生環境の保全を目的として協業を強化し、シリウスの「介護用洗身用具switle BODY(スイトル ボディ)」とアース製薬の「要時生成型亜塩素酸イオン®︎水溶液『MA-T®︎(エムエーティ)溶剤』」の活用を目的としたswitle BODY専用液剤の開発、および活用方法についての共同研究を開始した。
さらに、シリウスは国士舘大学 体育学部 スポーツ医科学科の櫻井勝教授(医学博士)監修のもと、switle BODYとMA-T®︎溶剤を組み合わせた洗身検証を実施し、二つの実証結果を得たことを報告している。
推進する取り組み内容
シリウスとアース製薬は、以下の取り組みを推進する。
介護用洗身用具switle BODY専用の希釈型MA-T®︎溶剤研究・開発
要介護者の身体洗浄および機器内部の衛生状態保持の双方に適する、switle BODY専用の希釈型MA-T®︎溶剤「switle CareWater(スイトル ケアウォーター)」を開発する。
介護用洗身用具switle BODYおよびMA-T®︎溶剤の普及と活用の推進
介護施設や医療機関などへ両製品を普及させ、衛生環境の保持に役立てる。平時における活用を定着させることで、要介護者の身体衛生をより良い状態に保ち、介護者の負担を軽減することが可能となる。また、平時からの活用を促進することは、災害発生時の避難所や被災施設における健康被害や二次災害の防止にも貢献すると考えられる。
なお、本研究はシリウスおよびアース製薬に加え、公益財団法人 国際医療財団、社会福祉法人 弘陵福祉会 特別養護老人ホーム 六甲の館の協力のもと、継続的に実施していく。さらに、ジャパン・レジリエンス・アワード2025への共同応募も行っている。
介護保険適用への取り組み
シリウスは、入浴が困難な要介護者が低価格で手軽に介護用洗身用具switle BODYを利用できるよう、2025年度中の介護保険適用を目指している。
また、介護保険が適用された際に発生する機器貸与期間終了後の再貸与に向けた洗浄作業においても、洗浄剤として希釈型MA-T®︎溶剤を推奨する予定だ。

シリウスとアース製薬は、「switle CareWater」の開発を早期に完了し、市場への提供を目指している。さらに、ペット用のパーソナルシャワーマシン「switle PETS(仮称)」の開発にも着手しており、2025年秋頃の販売開始を予定しており、両社は今後も協業を通じて事業の成功と持続的な成長を追求していく方針だ。
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(TOMORUBA編集部)