Web3スタンダードの確立を目指すPacific Meta、シリーズAラウンドで約6.6億円の資金調達を達成
Web3領域で注目を集める株式会社Pacific Metaが、シリーズAラウンドで約6.6億円の資金調達を実施した。この調達により、累計調達額は約8.5億円に達成。リード投資家としてシード、アーリー及びIPO前のステージのインターネットサービス、DX、ディープテック分野に投資する独立系ベンチャーキャピタルであるDIMENSION株式会社が参加し、国内外から新たな投資家が参画した点も注目されている。
Web3スタンダードの確立を目指すPacific Metaの挑戦
2022年の創業以来、Pacific Metaは「To Create the Web3 Standard from Japan」をミッションに掲げ、国内外のWeb3プロジェクトを支援してきた。その支援実績は150以上のプロジェクトに及び、取引実績は23カ国以上に広がっており、投資、コンサルティング、マーケティング支援といった幅広いアプローチを武器に、短期間で業界を牽引する存在へと成長した。
今回の資金調達により、Pacific Metaは組織体制の強化とリサーチコンテンツの充実を図り、さらなる事業成長を目指す。また、NFTやブロックチェーンゲーム、メタバースなど、Web3の主要領域におけるトッププロジェクトの経営メンバーが出資者として参加したことから、グローバルネットワークのさらなる拡大が期待される。
海外からのエンジェル投資家の声
資金調達に参加したエンジェル投資家からは、Pacific Metaの成長可能性を高く評価する声が寄せられている。NFTプロジェクト「Pudgy Penguins」のCEOであるLuca Netz氏は、「Pacific Metaは日本市場での理想的なパートナー」とし、同社が日本や東アジア市場での成長を大いに後押しする存在であることを確信している。
また、The Sandboxの共同創設者兼COOであるSébastien Borget氏は、Pacific Metaの創業者たちの起業家精神と日本市場における独自の強みを評価し、Web3の普及に向けた教育やユースケースの拡大への期待を語っている。
さらに、FSLのMable Jiang氏は「日本は分散型技術の可能性を秘めた市場」とした上で、Pacific Metaのプロフェッショナルな姿勢と実行力に深い信頼を寄せている。
Pacific MetaのCEO岩崎翔太氏は、「Web3はまだ黎明期にあり、日本においても挑戦を続ける企業が少ない」と指摘。今回の資金調達をあくまで通過点とし、志高く経営に取り組む姿勢を示した。
Web3の未来を切り拓くPacific Metaの挑戦に、今後も注目が集まりそうだ。
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(TOMORUBA編集部)