量子コンピューターのソフト開発を手掛けるエー・スター・クォンタム、シリーズBラウンド約7.5億円の資金調達を実施
株式会社エー・スター・クォンタム(以下「AQ」)は伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(以下「ITV」)をリード投資家とし資金調達シリーズBラウンドとして約7.5億円の資金調達を実施。AQは量子計算に基づき、従来の科学では解決困難な社会的課題を最適化することにより、人類の進化に貢献することを理念に2018年に創業した。
この理念に対し今回ベンチャーキャピタル、大手事業会社など9社から賛同を得て、第三者割当増資により資金調達を実施。今回の資金調達により「①AQCloud(量子AIクラウドサービス)への成長投資」「②財務基盤の強化」「③採用強化」を実現していくという。
資金調達の背景・目的
主に「①AQCloud(量子AIクラウドサービス)への成長投資」「②財務基盤の強化」「③採用強化」を背景に資金調達を実施。
①AQCloud(量子AIクラウドサービス)への成長投資
AQの事業の柱として、量子コンピューティング技術や古典コンピュータによる数理最適化の計算手法を駆使して、クラウドでサービスを提供するAQCloudの成長投資に資金を充当していく。
現在すでに大手企業の方々が利用している。
今後は更なる多様な社会課題に対する対応、システムの増強、汎用性の進化を実施していくという。
②財務基盤の強化
AQの事業では、従来の計算手法に対する研究開発、更に新たなデバイスやシステム、アルゴリズム研究のためには、強固な財務基盤が重要な要素となる。
今後も引き続き多様なファイナンス手法を活用し、事業成長を支える強固な財務基盤を構築していくという。
③採用強化
量子コンピュータ研究者、数理研究者、エンジニア、デザイナーなどプロダクト開発のメンバーを中心に採用を強化していく。
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