コスメブランドと美容メディアを展開するDINETTE、花王から第三者割当増資による資金調達を実施
コスメブランドと美容メディアを展開するDINETTE株式会社は、花王を引受先として、第三者割当増資を実施した。今後は、花王による同社への人財出向、および両社による意見交換の機会をつくるなど、協力関係を築いていくという。
直近の事業状況
DINETTEの運営するブランド「PHOEBE BEAUTY UP」は2019年にローンチしたブランドで、まつ毛美容液を筆頭にスキンケア・メーキャッププロダクトを展開している。
2022年には新商品としてマスカラ・グリッター・プレミアムまつ毛美容液など、目元のケアからメイクまでを楽しめる3アイテムをリリース。また2023年1月に、自社ブランドとして2つ目となるフェムケアブランド「LUMERE BEAUTY」を本格ローンチした。総合コスメ・ビューティーブランドを目指し事業拡大を行っている。
調達の目的と今後の展開
同社は、今後さらなる事業成長を通じて総合コスメ・ビューティーブランドになっていくために、オンラインに留まらない販売や、より良い商品開発、ブランド形成に関するさらなる知見を獲得し、また事業推進を一緒に目指す人財を引き続き獲得育成していくことを考えているという。
一方、花王は、デジタル化やテクノロジーの進化に伴う消費者の価値観や購買行動の変化を捉え、化粧品事業においてD2Cビジネスの知見を深め、新たなマーケティング手法などを確立させることで、ブランドとお客さまとの絆をより強固にすることを目指している。
今回、業務提携を行うことで、同社及び花王がそれぞれ有する化粧品事業に関わる各種情報、業界知見、人財等を互いに積極活用し、顧客により良い製品を届けるためのより一層の事業拡大を目指していくという。
コメント
・花王株式会社 化粧品事業部門 事業推進センター長 新井透浩氏
花王は、化粧品事業のパーパスとして「Celebration of Individuality~一人ひとりの人間を、その生き方を、讃える~」を掲げています。このたび、DINETTE社さまのミッション「Be”ME”「私らしく生きる」を叶える。」に賛同し、業務提携を開始することとなりました。DINETTE社さまの持つ、D2Cビジネスに関わる様々な知見やノウハウを学ばせていただきながら、同社の“美容メディア発のコスメD2Cビジネスモデル”の成長をサポートするとともに、世の中の人々がいきいきと輝く世界を一緒に創っていきたいと思います。
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