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リードエッジコンサルティング×博報堂×JAL×4M ｜関係人口創出の実証実験を開始

リードエッジコンサルティング×博報堂×JAL×4M ｜関係人口創出の実証実験を開始

2023年02月14日
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株式会社リードエッジコンサルティングは、株式会社博報堂と日本航空株式会社（以下、JAL）と連携し、地域の体験プログラムをNFT(*1)とし、国内外の購入者を地域の関係人口に変えていく「体験型NFT」の実証実験を三重県鳥羽市ならびに鹿児島県奄美市において2023年2月より行う予定だという。

リードエッジコンサルティングは、地域における人口減少や高齢化は依然として深刻な社会課題となっている中、広告事業を超えた新規事業開発を目指す博報堂「ミライの事業室」と、ESG戦略において社会課題を解決しサステナブルな人流の創出を目指すJALは観光を活性化し関係人口を増やしていく「体験型NFT」について協議してきた。

また、同社はNFTの社会実装を目標に、これまでさまざまなリアル/デジタルを融合したプロジェクトやプロダクトの開発を行ってきた。そうした取り組みの知見をもとに、今回の実証実験においてはNFT発行技術の支援ならびにPR支援、コミュニティ運営支援を行うという。

「KOKYO NFT」は、地域ならではのモノやコトのNFT(=体験型NFT)を展開し、インバウンドを中心とする訪問者が、旅の前後において地域との関係性を長期継続できる仕組みを構築しながら、関係人口を増やし新たな地域づくりを目指す。

(*1)Non-Fungible Token(非代替性トークン)とは、ブロックチェーン上で発行される唯一無二(非代替)のデジタルトークン(証票)のこと。改ざんが困難であり、取引の真正性を証明できることから、コミュニティの会員証明としても利用できる。

今回実証実験を行う三重県鳥羽市では、結婚30周年をお祝いする「真珠婚式」と、世界で初めて真珠の養殖に成功した「真珠の町」鳥羽を掛け合わせた内容で「今後も自分たちの大切な日を鳥羽で過ごしたい」と思えるようなNFTとした。鹿児島県奄美市では、特産品である黒糖焼酎樽のオーナーになる権利をNFTに。3年後に自分がオーナーである焼酎をオリジナルボトルで受け取るまで毎年、オーナー樽の熟成具合の試飲を兼ねて、季節ごとに奄美での特別な現地体験を提供するという。

NFTの製作・販売は4M株式会社、NFT開発・SNS運営に関する各種支援についてはリードエッジコンサルティングが担当する。NFTは「KOKYO NFT webサイト」にて購入可能となる。

博報堂ミライの事業室は「生活者発想」と「クリエイティビティ」を活かし、パートナー企業と共にweb3(*2)の体験を創造し、多くの生活者がweb3に参加できる世界の構築を目指している。JALグループは同取り組みにより、web3時代の到来を見据え、最新のデジタルテクノロジーを活用して世界の人々と地域との新たな関係性を構築し、関係人口創出へ貢献することを目指してる。

(*2) web3とはブロックチェーンをはじめとする分散型技術を活用する次世代インターネットのこと。中央集権型のWEB2.0と違って、web3はデータの所有権を分散管理することで、情報を民主的に取り扱うことが可能となる。