島津製作所 | 分析計測部門の新拠点「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza」を開所しオープンイノベーションを促進
島津製作所は1月16日に同社の主力事業である分析計測部門の新拠点「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza」(殿町事業所、以下Shimadzu TIP)を殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」(川崎市殿町地区)に開所する。Shimadzu TIPでは、最先端の「魅せる」ラボ空間を活用し近隣の研究機関や国内外の顧客とつながることで、分析計測機器の新たな用途開発や新産業を創出するオープンイノベーションを促進する。
同社は近年、研究開発設備を拡充してきた。2019年にヘルスケア領域の新研究棟「ヘルスケアR&Dセンター」を、2022年には基盤技術研究所の新棟「Shimadzuみらい共創ラボ」を開設した。Shimadzu TIPでは、上記2拠点での製品開発・基礎技術研究に加え、分析計測機器のアプリケーション(用途および応用)・分析条件などソフト面の研究開発を強化するという。
今回Shimadzu TIPを開所するキングスカイフロントは、国家戦略特区や国際戦略総合特区などに指定され、国立研究機関や大学、企業など約70の機関が進出する世界最高水準のオープンイノベーション地区だ。羽田空港から車で10分の好立地にShimadzu TIPを開設することで、ユーザーの意見を取り入れやすく、より現場ニーズに対応したソリューション開発につなげるという。分析計測機器ラボの他、体験型ショールームによる最先端のラボ体験を提供する。講演ホール・ラウンジや共同研究専用ラボも設け、国際的な学会・セミナーの開催や共同研究を推進し「知の交流空間」を創出することで、新たな研究ネットワークを形成するという。
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