建設技術研究所×関東バス×NTT東日本 | 杉並区荻窪地域でグリーンスローモビリティ・MaaSの実証実験を実施
株式会社建設技術研究所、関東バス株式会社、東日本電信電話株式会社 東京事業部は、2022年11月3日(木・祝)~11月13日(日)までの間に、杉並区荻窪地域(荻窪駅南側エリア)において、グリーンスローモビリティの実証運行を実施する。また、スマートフォンアプリを活用したMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の実証実験を行うという。
背景と目的
杉並区は、今後の高齢化の進展等を見据え、誰もが気軽で快適に移動できる地域社会の実現に向けた取り組みを進めている。また、杉並区は現在策定作業を進めている地域公共交通計画の中で、MaaS等の新モビリティサービスの導入を検討しており、昨年度は、区立(仮称)荻外荘公園の周辺でグリーンスローモビリティ(※1)と次世代型電動いすの試乗会が実施された。今年度は、グリーンスローモビリティの実装に向けた実証運行が実施される。
この度、3社が連携して、グリーンスローモビリティやMaaSの実証運行や企画立案、準備を行うとともに、モビリティサービスの社会的受容性や事業性等の調査・検証などを行うという(表1)。
※1:グリーンスローモビリティとは
グリーンスローモビリティ(略称:グリスロ)とは、時速20㎞未満で公道を走ることができる電動車を活用した移動サービスで、その車両も含めた総称。グリスロは環境に優しい移動サービスとして全国各地で活用され、そのゆっくりと開放的な特性から乗客同士のコミュニケーションを生む効果も期待されている。
グリーンスローモビリティの実証概要
■運行期間 :2022年11月3日(木曜日・祝日)~11月13日(日曜日)
■運行エリア:杉並区荻窪駅南側エリア
■運行時間 :毎日9時40分~11時40分/13時40分~15時40分
※上記は、停留所①荻窪駅西口における発車時刻で、30分に1本運行する。
■運行車両:グリーンスローモビリティ(ヤマハ発動機:AR-07)(図1)
■運行ルート/停留所: 図2のとおり
▼図2 運行ルート/停留所
■利用方法
・予約不要、来た方から順に各停留所で乗車可
・運賃は無料
・乗車定員は5名
・連続乗車は1周まで、荻窪駅西口で降車。
・雨天時は雨よけカバーが下りるため、扉がなくても雨に濡れずに乗車可能。
MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の実証概要
■実証期間 :2022年11月3日(木曜日・祝日)~11月13日(日曜日)
■実証エリア :杉並区荻窪駅南側エリア
■サービス内容:スマートフォンアプリ「ココシル」を利用し、荻窪めぐりを楽しむ企画として、モビリティ運行状況把握やデジタルスタンプラリー等のMaaSの取組みを実施する(図3:取組み①~③)。 アプリは、右の2次元コード(QRコード)よりダウンロードが可能。
▼図3 MaaSの取組み概要
実証運行の実施体制および役割分担
▼表1 実施体制および役割分担
関連リンク:プレスリリース