スキマバイトサービスを提供するタイミー、JA全農ぐんまと共同事業の基本契約を締結
スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミーは、全国農業協同組合連合会群馬県本部(以下、JA全農ぐんま)と共同事業の基本契約を締結したことを発表した。
日本における農業従事者の人口は1950年をピークに減少し続けており、その要因として雇用機会の拡大による都市部への流出や農業従事者の高齢化などが指摘されている(※1)。群馬県でも同様に農業従事者の高齢化や農業人口の減少等の課題があり、農業生産基盤の脆弱化が危惧されている(※2)。
(※1)出典:農林水産省,2006年,「農業従事者、新規就農者の動向」
(※2)群馬県,2021年,「群馬県農業農村振興計画2021-2025」
そんな中、同社でも農業分野における課題に対して取り組みを始め、野菜の収穫などにおいて、徐々に活用実績が増えており、スキマバイトの働き手が人手不足解消の一助を担っているという(※3)。事業者側は収穫時期など人手が必要な時期にだけ人手を確保することが可能となる上、農業に興味がある働き手は、気軽に農業に携わることが可能となる。実際に働き手からは「タイミーで、元々興味があった農業に手軽に携わることができた。実際に働いてみたことによって、他の第一次産業分野でもさまざまな経験を積みたいと思うようになった。」という声も挙がっているという。
(※3)出典:タイミーラボ,「経営者は畑に出るべきか?スポットワークが実現する第一次産業の新たなかたち」(2022年9月1日取得)
この取り組みでは、JA全農ぐんまが窓口となり、県下のJAの取りまとめを行う。各JAは、組合員である農家に対してタイミーを紹介し、各農家での導入を促す。同社だけでなくJA全農ぐんまおよび県下のJAが各農家に対してサポートを行うことで、タイミーの利用がしやすい体制を構築し、さらに働き手が働きやすい環境を整えるためにマニュアルなどを整備するという。JAあがつまでは、すでに野菜の箱詰めや袋詰め作業の仕事において、タイミーを活用している。それらの実績を踏まえて、各農家に対してタイミーの利用を促していくという。
同社が掲げる「『働く』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」のミッションのもと、群馬県の農業分野における人手不足解消への貢献、ひいては将来的な就農人口の増加に貢献していくという。
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