QPS研究所がシリーズBセカンドクローズで追加約10.5億円の資金調達を実施
世界トップレベルの100kg級小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用を行う株式会社QPS研究所は、2021年12月9日に公表したシリーズBラウンド ファーストクローズに続き、スパークス・アセット・マネジメント株式会社を運営者とする「未来創生3号ファンド」、SMBC日興証券株式会社、みずほキャピタル株式会社が運営する「みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合」、山口キャピタル株式会社が運営する「UNICORN 2号ファンド投資事業有限責任組合」、大分ベンチャーキャピタル株式会社が運営する「おおいた中小企業成長ファンド投資事業有限責任組合」、「大分VCサクセスファンド6号投資事業有限責任組合」の計5社を引受先とする第三者割当増資により、新たに約10.5億円の資金調達を実施し、セカンドクローズを完了したことを発表した。これにより、シリーズBラウンド ファーストクローズ38.5億円とあわせ、シリーズBラウンド総額49億円の資金調達を実施。今回の資金調達により、これまでの累計資金調達額は約82.5億円となった。
資金調達の背景及び目的
QPS研究所は従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストで100kg級高精細小型SAR衛星の開発に成功し、夜間や天候不良時でも高分解能・高画質で観測できるSAR画像を提供している。今後は衛星を毎年複数機打ち上げ、2025年以降を目標に36機の小型SAR衛星のコンステレーションを構築し、平均10分ごとの準リアルタイム地上観測データサービスの提供を目指している。このプロジェクトの早期実現に向けシリーズB資金調達に至った。今回のセカンドクローズで調達した約10.5億円は、ファーストクローズの38.5億円に続き、今年打ち上げ予定の衛星3号機~6号機、また7号機以降の開発・運用の資金として使用する予定。
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