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海遊館×GATARI | いままでにない水族館体験を生み出すMixed Realityコンテンツ体験の提供に向け実証実験を展開

海遊館×GATARI | いままでにない水族館体験を生み出すMixed Realityコンテンツ体験の提供に向け実証実験を展開

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Mixed Realityプラットフォーム”Auris(オーリス)”を開発する株式会社GATARI株式会社海遊館は、今回共同で11月19日(金)〜21日(日)まで3日間限定で30周年記念特別展での音声MRコンテンツの実証実験を実施する。GATARIによるハンズフリーで体験できる新たなMRコンテンツを用いて、海遊館での音による新たな体験価値の創出に繋がる実証実験を行う。GATARIは今回のPoCを経て、観光施設におけるデジタルコンテンツの常設導入とメンテナンスコストの削減、さらには収益拡大に向けた第一歩として、今後はデジタルツインの整備からメタバースでのコンテンツ展開も見据え、海遊館と連携を進めていくという。

海遊館は、1990年7月20日に開館し、「リング・オブ・ファイア」(環太平洋火山帯)と「リング・オブ・ライフ」(環太平洋生命帯)という、太平洋を巡る二つの環を展示テーマに、環太平洋各地の自然環境と生き物たちの暮らしを再現した水族館。

一方GATARIは、2016年の創業後、人とインターネットが融け合う世界の実現を目指しMixed Reality※1プラットフォーム『Auris』の開発・運営を行うスタートアップ。Aurisでは、現実空間をデータ上に再現する「デジタルツイン」※2を活用し、スマホカメラで捉えた映像と事前に空間をスキャンしたデータを照らし合わせ、自身の現在地を認識する「VPS技術」※3を用いて、これまで東北楽天ゴールデンイーグルスとのイベントや神奈川県のウィズコロナにおける観光イベントなど、エンターテインメントを入り口に新たな消費者体験を提供している。

※1 Mixed Reality(MR、複合現実):リアル空間とデジタル空間がシームレスに融合し(ミックスされ)、リアルなモノとバーチャルな情報を等価に表示・操作することができる状態のこと

※2 デジタルツイン:物理世界を同スケールでデジタル空間に再現した3Dデータ

※3 VPS(Visual Positioning Service):スマホのカメラを通じて得られた情報を基に向きや方角などのより細かな位置情報を特定する新たなシステム

このようなGATARIの持つ、MR技術を活用した空間価値を高めるエンターテイメント体験制作の知見は、施設設備に干渉することなく海遊館の体験に新たな選択肢をもたらすことにつながる。なおかつ、同MR技術を活用した人流コントロールを試みる事で、利用客の動きを分散し混雑や三密回避を促した更なる顧客満足度の向上に寄与できると考えているという。

海遊館の30周年記念特別展「海遊館ミュージアム」を会場に、海遊館の海洋生物飼育に関する知見と、GATARIの持つ音響技術を融合させた、ウィズコロナ時代の新たなエンターテイメント体験である『サウンド・アトラクション 〜音で聞く海遊館ミュージアム〜』をPoCとして行う。

『サウンド・アトラクション 〜音で聞く海遊館ミュージアム〜』は、GATARIの開発するMRプラットフォーム『Auris』を活用した、ハンズフリーで楽しめるエンターテイメント体験。特別展が常設展示を全て見終わった後に位置していることから、海遊館の常設展示を回った後の来場者に「癒し」を届けることを一つのテーマとしており、海遊館の生き物やコンセプトを、海底をイメージした落ち着きのある楽曲と合わせて届けていくという。

制作にあたっては海遊館の協力のもと、ジンベエザメの実際の給餌シーンの収録を行ったほか、飼育員と海遊館の生き物の生態や魅力に関して繰り返し打ち合わせを行うなど、両社で深く連携を取り制作を行ってきた。今回の実証実験を通して同施作(Auris)が水族館体験のアップデートの一助を担えるよう、今後とも連携を進めていくという。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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