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工場自動化プロジェクト管理SaaSなどを提供するファースト・オートメーション、累計1.3億円を資金調達

工場自動化プロジェクト管理SaaSなどを提供するファースト・オートメーション、累計1.3億円を資金調達

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工場自動化提案コンサルや、工場自動化プロジェクト管理SaaSの開発・運営を行う株式会社ファースト・オートメーションは、XTech Ventures株式会社、Skyland Ventures株式会社、East Ventures、株式会社デジタルベースキャピタル、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社、個人投資家の伊藤将雄氏から合計約8000万円、更に金融機関からの融資2000万円を合わせて総額約1億円の資金調達を行った。今回で、累計調達額は約1.3億円となる。調達した資金により、ロボットSIer業務のサポート強化を始めとした更なるプロダクト開発および、CTOの採用・組織体制の強化を行い、より一層のサービス拡充に努めていくという。

ファースト・オートメーションが提供するサービスとは?

ファースト・オートメーションは、「安心安全で働きやすい現場の早期実現」というミッションのもと、工場自動化提案コンサルや、FA設備・ロボットシステム導入までのプロセス効率化、仕様検討の脱属人化を目指した工場自動化プロジェクト管理SaaSの開発・運営をしている。

工場自動化プロジェクト管理SaaS『ROGEAR』について


「ROGEAR」は、「仕様認識のズレを防ぎ、ロボット導入を円滑に!」を掲げる工場自動化プロジェクト管理SaaS。2021年12月に正式版リリースを行い、2022年内に利用企業数100社を目指している。


以下の3つを主な特徴として備えている。

・仕様内容の明確化

仕様書などのドキュメント作成も簡単に入力することができる。専門的な内容を自由にインプットし、カスタマイズが可能なため、誰でも必要な情報を漏らすことなく聞き出す事が可能。また、質問意図の伝達も可能なため、仕様内容の認識ズレを防ぐ。

・仕様情報の一元管理

仕様書や議事録やガントチャートなどのドキュメント作成をWEB上で行い、ドキュメント作成後のPDF変換、メール送信、cloudアップロードなどの手間を削減することができる。また、複数ドキュメントを1か所にまとめることができるため、ローカルサーバー、クラウドサーバー、メールなどへの情報の散乱を無くし、プロジェクトの仕様情報を一元管理できる。これにより、コミュニケーションをとりやすい環境を実現する。

・ドキュメント共有が簡単

関係各社(SIer、エンドユーザー、協力会社など)を招待するだけで、リアルタイムで仕様情報などのドキュメント共有が簡単にでき、共有漏れのリスクを低減する。チームごとに管理ができるため、社内外の関係会社ごとにチームを分け、それぞれに必要な情報を共有できる。海外拠点や各拠点のプロジェクトの動きも把握可能。

また、ロボット要件定義に不慣れな人でも必要情報を簡易的にまとめられるようにテンプレートを用意している。エンドユーザー向けのプランも用意しているという。

『ROBoIN』を起点とした工場自動化コンサルについて


産業用ロボット導入検討サポートサイト「ROBoIN」のサービス概要は以下の通り。

・ロボット関連記事の投稿

・ロボットSIerおよびロボット操作特別教育拠点一覧ページの掲載

・ロボット導入なんでも相談窓口の設置

・ロボットSIerマッチング、最新機器活用検討などを含めた自動化コンサルティング

また、既存の企業検索サイトとは違い、ロボットSIerから提案を募集することも可能。

ROBoINでは、SIerとの打ち合わせに必要な情報のヒアリングと整理を行い、資料作成まで任せることができる。複数社との面談・企画説明、それに伴う書類作成等の準備時間を削減でき、WEB上で顧客にあったロボットSIerとマッチングすることが可能。

投資家からのコメント

■XTech Ventures 高本寛将 氏

今回、リードインベスターとして投資をさせていただきました。産業用ロボット市場の拡大は自明ですが、その背景には解くべき課題が溢れています。ファースト・オートメーションが取る、「ロボットSIer業務」「ロボットシステム導入までのプロセス」にある課題へのアプローチは、産業全体の変革を起こすための小さな入口を突いたものだと思えました。

また、伊藤さん自身の「業界の課題を解決したい」という強い熱意から、多くの人を巻き込み、強い波を作り出す人になると確信を持っています。

今回の機会をいただけたことに感謝し、ミッションの実現を支えられるよう、全身全霊でともに歩んでまいります。

■Skyland Ventures 代表パートナー 木下慶彦 氏

伊藤さんと初めてお会いした2020年10月に、ロボットSI(システムインテグレーション)と言う分野の話を聞き、関連企業で既に経験を積んでこの分野を変革するために起業したいと相談を受けました。成長産業に若手起業家が経験を積んで挑戦をするということで投資をさせていただきました。ロボットの社会実装が今後進む中での、ロボットSIにおけるSaaSによるプロジェクト管理、購買管理、実装支援など様々な事業機会を捉える事業となることを期待しています。

■East Ventures 村上雄也 氏

初めて代表の伊藤さんにお会いしたのは、名古屋から東京滞在のタイミングで、その際作業着を着こなしていて現場へ精通・足を運んでいることが格好からも伝わりました。その現場に精通した人が、「もっとこうなればいいのに」という課題意識で立ち上げたということ、さらに産業用ロボットという成長・変化が明白な産業へのトライに惹かれご支援させていただくに至りました。表に出ているプロダクトは伊藤さんの理想の姿からはきっと序章な程、描いている大きな絵に到達し、ロボット導入の進んだ高い生産性の社会の実現を期待しております!

■デジタルベースキャピタル 代表パートナー 桜井駿 氏

前回ラウンドに続き投資させて頂きました。ロボットの産業活用は益々求められる一方、ロボットを導入、活用するためのオペレーション構築、管理も一層重要性を増すと考えています。ファースト・オートメーション社はそうしたニーズに応え多くの企業様のロボット導入を支援することで一層成長していくと期待しています。

■NOBUNAGAキャピタルビレッジ 太田匡紀 氏

東海エリアは、「モノづくり」が盛んな地域であり、ファースト・オートメーションの持つ技術やアイデアを掛け合わせ、モノづくりの現場に新たなイノベーションを起こすことを期待します。ファースト・オートメーションは、常に新しいアイデアや視点をもっており、テクノロジーの磨き上げや仮説検証を非常に早いスピードで実践していると高く評価しています。また、「安心安全で働きやすい現場の早期実現」をコミットしていくポテンシャルが十分にあると感じ、今回出資をさせて頂きました。

私たちとしては、資金面のみならず、組織・戦略面でも貢献できるよう最大限連携して参ります。

■伊藤将雄 氏

労働力不足解決の決め手として、ロボットによる自動化は継続的に成長していく市場です。導入をいかにうまく進められるかは、いいロボットインテグレータを選びうまくコミュニケーションして、業務をうまく要件に落とし込めるか、という点だと考えています。ファースト・オートメーション伊藤社長が、自らのキャリアを活かしてそのプロセスを改善し、未来の社会に貢献することを期待しています。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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