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プライバシーを守るAIカメラ「JUSTICEYE」を提供する千里眼、約1.3億円の資金調達を実施

プライバシーを守るAIカメラ「JUSTICEYE」を提供する千里眼、約1.3億円の資金調達を実施

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千里眼株式会社は、グリーベンチャーズ、GLINK、日本セイフティー、Sun Asterisk等を引受先とする第三者割当増資を行い、約1.3億円の資金調達を実施した。

開発の背景

近年、テロ対策や治安の悪化への懸念、防犯対策により街中に防犯・監視カメラが設置されるようになった。中国ではすでに2億台以上、先進国の英国は600万台、ロンドンに200万台以上と突出して多くの監視カメラが設置されている。東京もコロナ禍で、オリンピックを控え、監視カメラの設置は増え続けているが、監視社会は安全安心とトレードオフであり、人々のプライバシーが犠牲になっている。

プライバシーに関しては、最近では大手SNS企業が顔認証システムのプライバシー侵害により680億円もの巨額の賠償責任を負わされるケースが出てきている。プライバシーコントロールが主要な技術として確立し始めており、防犯・監視カメラやスマートフォン、顔認証端末に対する世間一般のプライバシーへの危機感は募るばかり。

千里眼が提供するJUSTICEYEは、人々のプライバシーを守るAIカメラ。基本設計で人はその防犯・監視映像を見ることができない。様々な用途に応用できる映像を一つに集め、AIがその任務にあたり、膨大映像をディープラーニングさせることにより競争力のあるクラウドAIを開発しているという。

JUSTICEYEの最大の特徴は、人が監視映像を見ることのできない防犯・監視カメラである点。人が監視しない代わりにAIが常時監視・見守りする仕組み。事故や事件が起きたときやセキュリテイ責任者や所有者が承認した場合に閲覧できるプロトコルシステムによって管理され、情報漏えいや不正な映像閲覧を防ぐことにあるという。

資金調達の目的

オリジナルAIカメラJUSTYの開発

クラウドAIカメラプラットフォームの開発

プライバシーコントロールシステムの開発など

JUSTICEYEとは

1)数多くのカメラを随所に設置して膨大な量の画像情報を取得し、

2)AIで効率的にふるいにかけ、

3)「許容される相手」に「許容される範囲」で提供する。

(許諾が得られていない人間の目に触れることは絶対にないことを保証する)

AIによる安全・安心な社会の実現を目指すとともに、AIに良心を埋め込むことが事業ミッションだという。

同ラウンドにおける投資家のコメント

■グリーベンチャーズ 代表取締役社長 相川真太郎氏のコメント

AIカメラは5G時代における新しい社会インフラだと考えています。JUSTICEYEには、プライバシーへの配慮から従来は存在しなかった全くユニークな用途を開拓できる可能性を強く感じ、プロダクトのアイデア段階で投資させて頂きました。それぞれが技術、法律、事業開発に精通した経営陣たちの新しい挑戦を楽しみにしています。

■Sun Asterisk 代表取締役 小林泰平氏のコメント

AIカメラは、社会に新しいインフラを構築するための大きな可能性を秘めています。JUSTICEYEの提案するプライバシーに配慮したソリューションは、監視社会では無い、人間らしい自由で安全な生活を実現できます。

かなりスケールの大きな構想ですが、千里眼のみなさんならダイナミックかつスピーディーに事業を展開してくれるだろうというワクワク感があります。一緒に社会のアップデートを仕掛けて行きましょう!

■フィンテックA-Eyeベンチャーズ 代表取締役社長 藤原洋氏のコメント

「良心を可視化し安心して暮らして行ける社会の実現に貢献するものと期待しております。我々も今後の事業展開をサポートさせていただきたいと思います。」

GLINK

日本セイフティー

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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