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SkyDrive × 大阪府・大阪市 | 「空飛ぶクルマ」実現に向けた連携協定を締結、地域経済の活性化、防災機能の強化などを目指す

SkyDrive × 大阪府・大阪市 | 「空飛ぶクルマ」実現に向けた連携協定を締結、地域経済の活性化、防災機能の強化などを目指す

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「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDriveは、大阪府と大阪市と、大阪での空飛ぶクルマの実現に向け、連携協定を締結したことを発表した。今後、相互の連携を図ることで、科学技術の発展、防災機能の強化、イノベーションの創出、地域活性化、及び2025年大阪・関西万博()に向けた機運醸成を推進するという。


▲2021年9月14日にアジア太平洋トレードセンターにて行われた連携協定締結式の様子 左から、大阪府 知事 吉村洋文、SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩、大阪市 市長 松井一郎(敬称略)

空飛ぶクルマの実現に向けた連携協定について

 I. 締結日

2021年9月14日

 

II. 提携目的

空飛ぶクルマの開発及び実用化等を通じて、科学技術の発展、防災機能の強化、イノベーションの創出、地域活性化及び2025年大阪・関西万博に向けた機運醸成等を推進すること。

 

III. 提携内容

1.空飛ぶクルマの社会実装及びビジネス化に向けた実証実験に関すること

(1)実証実験の実施

 ・空飛ぶクルマの社会実装に向けた課題抽出やビジネス化をめざした府内での実証実験の実施

(2)検証結果の共有

 ・実証実験において得られた知見及び情報などの検証結果について、企業秘密に関する部分を除き、「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」()(以下「ラウンドテーブル」)において情報共有する

 

2.空飛ぶクルマの社会受容性の向上など環境整備に関すること

(1)情報発信

 ・実証実験やイベント等に関する情報発信

 ・ホームページやSNS等を活用した、海外を含む府内外への情報発信

(2)セミナー、イベント等の実施

 ・各種セミナー、ワークショップ、プレゼンテーション、学生向け啓発講座等のイベントの開催

(3)事業環境の整備

 ・「ラウンドテーブル」などにおいて、空飛ぶクルマに関する知見を関係事業者間で広く共有するなど空飛ぶクルマ事業の推進に向けた環境整備を図る

 

3. 大阪のスタートアップ・エコシステムの活性化に関すること

(1)府内中小企業・スタートアップとの連携、オープンイノベーションの機会の提供

 ・商談会や交流会・ピッチイベント等を通じたビジネスマッチング機会の提供

(2)情報、経験、ネットワークの共有の場や機会の提供

 ・府内外の事業会社、スタートアップ、大学、各種専門機関等のコミュニティ形成促進を目的とした場の提供と交流機会の創出

(3)2025大阪・関西万博に向けたエコシステムの活性化

 ・万博を実証・実装の場とするスタートアップの呼び込みの推進

 

連携協定締結の背景

大阪府は、2020年11月に大阪を舞台とした空飛ぶクルマの社会実装に向けた動きを加速させるべく、具体的かつ実践的な協議・活動の核となるラウンドテーブルを設立した。

SkyDriveは、空飛ぶクルマの機体メーカーとして、2025年の万博開催時に大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指している。サービス実現のためには、運航事業者やポート事業者が、早期に具体的な事業検討できる素地を作り、また地域住民の理解を促進し、社会受容性を高める必要があると考え、同ラウンドテーブルの構成員として、様々なステークホルダーと連携しているという。

本活動の取り組みの一つとして、空飛ぶクルマの認知度ならびに社会受容度を確認し、将来的な事業の可能性を検証するために、今秋、株式会社大林組、関西電力株式会社、近鉄グループホールディングス株式会社、東京海上日動火災保険株式会社と共同で、「大阪ベイエリアにおける、空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査」を実施する。(

今後、空飛ぶクルマの実現に向けて、更なる認知度や社会受容度を上げるためには、大阪府、大阪市とSkyDriveが連携し、継続的な取り組みや新たな取り組みを実施する必要があると考え、本協定を締結する運びとなった。空飛ぶクルマの開発及び実用化を通じた、新産業や新規ビジネスの創出、防災機能の強化などにより、大阪経済の発展、安心で便利な暮らしの実現に貢献していく考えだという。

 

各者コメント

■大阪府 知事 吉村洋文氏

『大阪府では、大阪での「空飛ぶクルマ」の実現に向け、「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」を昨年11月に立ち上げ、2025年大阪・関西万博をマイルストーンに官民一体で取り組んでいます。このたび、SkyDriveさんという力強いパートナーと連携協定を締結し、相互に連携を強化することで、さらに一歩実現に近づくものと期待しています。一日も早く、空飛ぶクルマが飛び交う未来の大阪を作って行きます。』

 

■大阪市 市長 松井一郎氏

『「空飛ぶクルマ」の実現は、移動時間の短縮や利便性の向上に加え、災害時の搬送や観光資源としての活用など、様々な行政課題の解決にもつながるものです。大阪湾に面し、多くの産業が集積する大阪には、「空飛ぶクルマ」を実現し、新たな産業として発展させるだけの土壌があります。今回の連携協定により、「空飛ぶクルマ」の万博での飛行実現並びに大阪でのビジネス化に向けた取組がより加速され、大阪でのイノベーションの創出や産業振興につながることを大いに期待しています。』

 

■株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏

『大阪府さん大阪市さんとは、空飛ぶクルマ実装に向けた議論を継続的にさせて頂いてきましたが、今回の協定で実用化の実現にまた一歩近づくことができました。大阪は、万博を始めとする新しいモノを輩出する環境があるのに加え、空港や湾岸エリアと都市部が、海や河川でつながる地形となっており、日本のエアモビリティのスタートに最適な場所と感じております。空飛ぶクルマにより日常の移動に空が活用できるようになり、便利さと楽しさを提供するのに加え、防災機能の強化、イノベーションの創出、地域活性化など、皆様の期待に応えられるよう推進して参ります。』

▼SkyDrive Vision Movie ~ We will be the first penguin in the sky.

 

※1 空飛ぶクルマとは:正式名称を「電動垂直離着陸型無操縦者航空機(eVTOL(electric vertical takeoff and landing))」と呼ばれ、電動化、完全自律の自動操縦、垂直離着陸が大きな特徴。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されている。日本では、2023年頃の事業開始、2030年の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。

 

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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