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モバイルオーダーPOS「ダイニー」 | グロービス・キャピタル・パートナーズなどから約3.5億円の資金調達

モバイルオーダーPOS「ダイニー」 | グロービス・キャピタル・パートナーズなどから約3.5億円の資金調達

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株式会社dinii (ダイニー) は、2021年6月にグロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家として、Coral Capital や個人投資家を引受先とする第三者割当増資を実施し、約3.5億円の資金調達を行った。これにより、累計4.8億円の資金調達が完了したという。

資金調達の背景

ダイニーは「飲食をもっと楽しく、おもしろく」をミッションに掲げ、2018年より飲食店内モバイルオーダーPOS「ダイニーセルフ」を開発・提供している。

1970年代、POSの台頭により成長を続けてきた飲食業界、テクノロジーの発達・近年のコロナ禍での消費者の生活様式の変化に伴い、日本の飲食店を取り巻く環境は目まぐるしく変化した。同社は「お客様のスマートフォンとお店をオンラインで繋ぐこと」そして、飲食店の「オフラインでのお客様への体験価値・提供価値の向上」このオフラインとオンラインの融合が、飲食業界に今必要な変化だと考えているという。

現在、ダイニーではモバイルオーダーPOS「ダイニーセルフ」を中心に、飲食店の店舗運営に欠かせない10のプロダクトを開発運営中だ。飲食店運営の基幹となるPOSシステム、その販売情報を顧客情報と繋ぎ、飲食店で食事をされる利用者のより良い体験に繋げることを目指している。年内には、飲食店と利用者がオンラインで対話できる機能を複数リリース予定だという。

<画像:特徴>

今回のシリーズAラウンドでは、採用・マーケティングへの積極投資を目的とし、全国の飲食店への導入・サクセスを行うカスタマーサクセスチーム/サービスの認知拡大・ブランディングを行うマーケティングチーム/新たなプロダクト開発を行うエンジニアチームの組織づくりを行う。飲食業界の今後の50年を支える「飲食インフラ」になるべく、事業を加速していくという。

資金調達の概要

■調達金額:約3.5億円 (過去累計:4.8億円)

■調達方法:第三者割当増資

■引受先:

・グロービス・キャピタル・パートナーズ (新規投資家)

・Coral Capital (新規投資家)

・ANRI (既存投資家)

各投資家からのコメント

※◎は今回新規の出資者、〇は今回追加の出資者

◎グロービス・キャピタル・パートナーズ プリンシパル 野本遼平氏

『コロナ禍により大きなダメージを負った飲食産業ですが、再興の局面においてこそトランスフォーメーションが起きるはずです。ダイニ―は、飲食業界に深く入り込んだ営業体制、ソフトウェアだけでなくハードウェアまでカバーする高度なエンジニアリング体制を順調に構築しつつあり、飲食業界のOMO化・デジタル化のプラットフォーマーとなる大きなポテンシャルを有しています。しかし、まだまだ仲間が足りません。日本の飲食産業の未来をつくるプロダクト開発・事業開発にチャレンジしたい方の参画をお待ちしております。』

◎グロービス・キャピタル・パートナーズ Network Development Professional 増渕翔氏

『今回より株主としてダイニーの一員になれたこと大変光栄です。ダイニーは飲食体験をより楽しく、より面白くしていくという強い想いとそれを実現するチーム・事業を備えています。コロナ禍において未曾有の状況にある外食産業ですが、日本の街・人々の暮らしが明るくなるためには外食産業の再興は欠かせません。新たな時代の幕開けにダイニーが一役買う企業になると信じています。「“飲食“のインフラ」を目指した飛躍に期待しています!』

◎Coral Capital 創業パートナー & CEO James Riney氏

『飲食業界はパンデミック前、デジタルトランスフォーメションが最も遅れていた業界の一つでしたが、コロナ禍で一気に風向きが変わりました。フードデリバリーの普及率が飛躍し、他業務のデジタル化も検討されるようになり、これから更に飲食業界は変化して行くと考えています。BaseやShopifyがリテール業界のデジタル化を進めたように、ダイニーも飲食業界をブーストしていくことを期待しています。』

◎Coral Capital 創業パートナー 澤山陽平氏

『山田さんには創業初期に相談に乗ったことがありましたが、そこからの数年間で事業もチームも目覚ましい成長を遂げたダイニーと再び出会い、すぐに投資を決めました。いま、飲食業界はコロナの影響もあって大きく変わろうとしています。ダイニーのチームであれば、この千載一遇の機会をうまく掴み、そして飲食業界の未来を牽引していってくれると確信しています。』

〇ANRI プリンシパル 中路隼輔氏

『2年半前ほどに最初に投資をさせていただいてから、これまで数回ラウンドをフォローで出資させていただきながらダイニーの挑戦を近くで見させていただきました。本当に愚直に泥臭く事業に向き合う起業家・チームだからこそ見つけてきたこの挑戦に、更に今回心強い新たな投資家の方々のご支援をいただけることは感慨深いです。ただまだまだスタート地点であることは間違いなく、今後更に日本の飲食店様に欠かせないサービス・企業になっていくことを大きく期待しております。市場は広がりも大きく、ただ難易度も高い。このような挑戦を一緒にしてくれる方を募集しておりますので、ぜひ興味あるかたダイニーに応募してみてください!!』

ダイニー代表 山田氏のコメント

『日本を代表するベンチャーキャピタルの皆様に、飲食業界およびダイニーの未来について評価いただき、大変光栄に思います。たくさんの偉大な方々に応援・ご支援頂いている分、その期待に答えるべく、より一層の真心を込め、事に向き合い、魂を燃やして参ります。

御存知の通り、新型コロナウィルス感染症の流行により、飲食店は未曾有の危機に直面しました。お客様が待っているのに、お店を開けられない。待っているお客様に、連絡さえできない。これまでまちの生活や文化を支えてきた飲食店に、大きな変化が求められています。私たちは、そんな外食産業を支えたい。テクノロジーの力で、まちのインフラを下支えしたい。外食産業を、ビジネスとしてより楽しく、おもしろいものにしたい。

また、飲食店は、外食企業だけでは成り立ちません。私たちは、飲食従事者にのみ寄り添うのではなく、飲食をめぐる消費行動が変わっていく中で、お客様たる消費者に対しても目を向けていきます。私たちは、消費者にとっての外食の味わいを、体験を、より楽しく、よりおもしろいものにしたい。

私たちは、テクノロジーを駆使して、飲食ビジネスを楽しくやりがいのあるものに、飲食体験をおもしろくエンターテイメントにしていきます。』

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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