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JR東日本スタートアップ×さとゆめ | 資本業務提携を締結、地方創生分野における包括的な提携で「沿線まるごとホテル」等の事業を推進

JR東日本スタートアップ×さとゆめ | 資本業務提携を締結、地方創生分野における包括的な提携で「沿線まるごとホテル」等の事業を推進

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JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進するCVCのJR東日本スタートアップ株式会社と、地方創生に特化した事業プロデュース会社である株式会社さとゆめは、地方創生分野における「沿線まるごとホテル」等の新規事業の推進及びJR東日本グループの沿線の活性化を目指して資本業務提携することを合意した。

▲上写真:資本業務提携締結の記念写真(左から3人目:JR東日本スタートアップ柴田氏、4人目:さとゆめ嶋田氏)


▲上写真:沿線まるごとホテルの実証実験風景(活用した無人駅「白丸駅」でのプロジェクトメンバーの記念写真)

資本業務提携の背景

JR東日本グループは、顧客の多様なニーズに合わせたサービスを提供し、駅や駅周辺の魅力と価値の向上に取り組んでいる。

一方で、地方都市や農山漁村では過疎化が顕著となっており、JR東日本グループとしても沿線の過疎高齢化や乗降客数減の課題に直面している。

こうした中で、JR東日本スタートアップは、地方創生に特化した事業プロデュース会社であるさとゆめのノウハウを活用して、青梅線を管轄するJR東日本八王子支社とともに、沿線自治体(青梅市、奥多摩町、小菅村、丹波山村)や地域住民・事業者を巻き込んで、沿線に点在する空き家をホテル客室に改修し、沿線全体をホテルに見立てる沿線活性化事業「沿線まるごとホテル」のサービス開発に取り組み、2021年2月~4月に実証実験を行った。そして、実証実験が良好な成績・評価を得たことから、「沿線まるごとホテル」の事業化を始めとする、地方創生分野における様々な協業を積極的に推進するために、資本業務提携を締結するに至った。

今後は「沿線まるごとホテル」の世界観を構築し、新たな滞在型観光、マイクロツーリズムの創出を目指していくという。


 ▲上写真:青梅線の無人駅「白丸駅」で利用者を待つホテル コンシェルジュ


▲上図:沿線まるごとホテルの事業イメージ

「沿線まるごとホテル」の実証実験について

JR東日本スタートアッププログラム2020の一環として、2021年2⽉17⽇(⽔)から3⽉31⽇(⽔)まで、東京・多摩地区のJR⻘梅線で実証実験を実施した。内容としては、「1つの鉄道(⻘梅線)、2つの駅(⽩丸駅、奥多摩駅)、3つの集落(奥多摩町⽩丸集落・境集落、⼩菅村中組集落)」を楽しんでもらう体験・宿泊プラン「無⼈駅からはじまる、源流への旅」を60組限定で、1泊2食&体験付き、ひとり29,700円(税込)で販売するもの。

この体験・宿泊プランが早期に完売したため、期間を4月20日(火)まで延長し、30組追加販売をして、計90組が体験した。

また、参加者に対してアンケート調査を行ったところ、参加者満足度、価格に対する評価、事業化の際の利用意向、いずれも高い評価を得ることができたため、事業化に向けた検討を進めているという。

 

▲上図:沿線まるごとホテル 体験・宿泊プランの流れ


▲上図:沿線まるごとホテル 体験・宿泊プラン 参加者アンケート調査結果(抜粋)

今後のJR東日本グループとの取組み予定

今回の資本業務提携により、宿泊事業領域においてJR東日本グループのアセット(無人駅の駅舎、鉄道等)を活用した「沿線まるごとホテル」の事業化による、JR東日本グループの鉄道沿線での、マイクロツーリズムや滞在型観光の促進での事業共創について話し合いを進めている。

またその他の事業領域においても、さとゆめが推進しているコンサルティング事業や人材育成事業のノウハウを活用して、JR東日本グループとの協業を検討していくという。

代表者コメント

■JR東日本スタートアップ株式会社 代表取締役社長 柴田裕 氏

沿線まるごとホテル。無人駅から始まる小さな旅。無人駅でチェックインしたら周辺の自然あふれる小径を散策。沿線の昔ながらの古民家で暮らすように泊まって、その土地の食材を使った旬の料理を楽しむ。それは、小さな旅だけど、記憶に大きく残る旅、心が豊かになる旅でした。こんな沿線の旅をもっとたくさんの人にお届けしたいと思っています。無人駅から始まる新しい旅で、沿線と地域をもっと元気にしていきたいと思っています。私たちは旅を止めません。最高のパートナー「さとゆめ」と一緒に、ふるさとの夢をかたちにする新しい旅をひろげていきます。さとゆめの皆さん、嶋田さん、よろしくお願いします!

■株式会社さとゆめ 代表取締役社長 嶋田俊平 氏

さとゆめは、「ふるさとの夢をかたちに」をミッション、「伴走」をコアバリューとして、5年、10年と長いスパンで地域に寄り添いながら、地域の方々とともに事業を立ち上げ、運営することにこだわってきました。そうした中で、JR東日本八王子支社、JR東日本スタートアップの皆さまと出会い、我々のスタイルに共感頂き、濃いディスカッションをする中で「沿線まるごとホテル」のコンセプトが生まれました。今回資本業務提携を締結し、いよいよ、「沿線まるごとホテル」等の沿線活性化事業の本格展開を目指すことになりましたが、全国の鉄道沿線における地域連携型の新たな活性化モデルを構築し、全国の想いを持った地域の方々に希望を与えられるよう全力を尽くします。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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