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JR東日本×さとゆめ | 共同出資会社「沿線まるごと株式会社」を設立、JR青梅線から「沿線まるごとホテル」を本格事業化へ

JR東日本×さとゆめ | 共同出資会社「沿線まるごと株式会社」を設立、JR青梅線から「沿線まるごとホテル」を本格事業化へ

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東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、グループ経営ビジョン「変革2027」に掲げる「地方を豊かに」を実現するために、地方創生に取り組んでいる。一方、全国各地で地域活性化やビジネス創出を支援する株式会社さとゆめは、JR青梅線「東京アドベンチャーライン」沿線の無人駅や、沿線に点在する空き家をホテル客室に改修し、沿線全体をホテルに見立てる沿線活性化事業「沿線まるごとホテル」をJR東日本八王子支社と共に取り組んできた。

今回、本格事業展開するにあたり、地域に根差した事業運営に蓄積のあるJR東日本と、地域資源の高付加価値化に取り組んできたさとゆめ両社のノウハウを活用した共同出資会社「沿線まるごと株式会社」を設立するという。


会社設立の背景と経緯

JR東日本グループでは、乗客の多様なニーズに合わせたサービスを提供し、駅や駅周辺の魅力と価値の向上に取り組んでいる。一方で、地方都市や農山漁村では過疎化が顕著となっており、JR東日本グループとしても沿線の生産年齢人口減やコロナ禍による地域への送客量減の課題に直面している。

こうした中で、JR東日本は、JR東日本グループのCVCであるJR東日本スタートアップ株式会社が展開する「JR東日本スタートアッププログラム2020」の一環として、さとゆめとともに、JR青梅線にて、沿線自治体(青梅市、奥多摩町、小菅村、丹波山村)や地域住民・事業者を巻き込んで、沿線に点在する空き家をホテル客室に改修し、沿線全体をホテルに見立てる沿線活性化事業「沿線まるごとホテル」のサービス開発に取り組み、2021年2月~4月に実証実験を行った。

そして、実証実験が良好な成績・評価を得たことから、「沿線まるごとホテル」の事業化を始めとする、沿線活性化における様々な協業を積極的に推進するために、共同出資会社「沿線まるごと株式会社」の設立に至ったという。

会社設立の目的

(1)アフターコロナにおける新たな旅と暮らしの実現

・JR 東日本が保有する駅舎や鉄道などを活用した「沿線まるごとホテル」とは、駅舎を「ホテルのフロント」として、沿線集落の古民家(空き家)を改修して「ホテル客室」に、さらには地域住民を「ホテルキャスト」として沿線地域を1つのホテルに見立てて接客・運営することで、新たな滞在型観光を作り上げる。

・地域住民の方をはじめ、自治体や協業会社などと協力しながら、JR東日本とさとゆめが伴走していく“ヒト”起点の地域事業を拡大していくことも目指していく。

(2)地方創生人財の育成

・JR東日本社員のみならず自治体や地域事業者なども対象とした、地域のキーマンの育成を図る。(長期的に地域事業を担う熱意ある地方創生人財の育成)

・さとゆめが培ってきた地域での事業づくりのノウハウを共有し、地域や事業との向き合い方を学ぶ研修プログラム化を図る。今後、JR青梅線沿線以外での地域事業を行う際にも熱量を持つ人財を継続的に確保していく。

(3)地域マーケット・課題を捉えたスピーディーな地域事業運営と展開拡大

・地域特性に応じた事業者連携・宿泊観光・地産品販売など総合地域事業をスピーディーに実施する組織モデル構築を図る。

・過疎高齢化が進む沿線地域に対して、その土地の眠っている魅力を掘り起こし、高付加価値サービスへ転換する本事業が、青梅線から他沿線にも展開できるようにノウハウを構築していく。


※関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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