モバイルオーダープラットフォーム「L.B.B. Cloud」を提供するLBBがシリーズAで1.9億円の資金調達を実施
“Less, But Better.”(より少なく、しかしより良く)をコンセプトに新しい消費の創造を目指し、モバイルオーダーのプラットフォーム事業を展開する株式会社LBBは、ハックベンチャーズ株式会社をリードインベスターとして、株式会社スマレジなどを引受先とする第三者割当増資による1億9000万円の資金調達を実施。これにより、累計資金調達額は約3.3億円となった。
LBBが提供するモバイルオーダーのプラットフォーム「L.B.B. Cloud」は、2018年のリリース以降「並ばせない!」をミッションにこれまでスポーツチーム、スクール運営会社、サロンオーナー、飲食チェーンなど、様々な業種の事業者に導入され、決済環境におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現。近年では、キャッシュレスの浸透、および新型コロナウイルス感染拡大防止の背景からモバイルオーダーのニーズは急速に高まっているという。
「L.B.B. Cloud」は「事前決済」「時間指定・受取り予約」などのモバイルオーダーの基本的な機能に加えて「在庫管理機能」や利用者へメールやクーポン配布ができる「CRM機能」といった機能を開発、拡充。今回の資金調達により、多様化する現場のニーズに応えるための新たな機能開発に加え、運用体制の強化を図るための人材採用へ積極的な投資をする予定だという。
今後も現場における非接触へのニーズに応えること、そして待ち時間の解消など決済環境のDX化を実現させることに加え、最新技術との連携や現場で使われている既存システムとの連携をスムーズに行うためのAPI連携開発を加速・充実させていく。これにより、現場でのさらなる顧客体験の向上および生産性向上を目指す。
各引受先からのコメント
■ハックベンチャーズ株式会社 取締役 パートナー 古林 大輔氏
大阪/関西にベンチャーエコシステムを構築し地域社会に貢献することを目的としたファンドより、初回投資を実行しました。宮本社長はコロナ禍以前よりモバイルオーダーシステムに着目しプロダクト開発を進めてきた先見性と、サービス拡大のための営業活動を率先して行える行動力を持った経営者です。 今回のラウンドでは事業面での強力なサポーターが株主に加わりますので、更なる事業の成長が期待できます。 当ファンドにおきましても、宮本社長の思い描く「Less, But Better」のビジョンを実現するため、全力で支援を行ってまいりたいと思います。
■フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 投資2部 課長 本田 哲也氏
弊社では全国の地域金融機関とタッグを組み「地方創生」ファンドの運営を行っています。今回LBB様には大阪信用金庫との「おおさか社会課題解決ファンド」、トモニHDとの「地域とトモニ1号ファンド」にてそれぞれご縁を頂きました。当社サービスは、キャッシュレス化の推進やコロナ禍での密回避等、地域企業が抱える様々な課題を解決出来るサービスであろうと高く評価しています。代表者の宮本様は、様々な課題に対しどうしたら解決出来るだろうと常に前向きに取り組まれ結果を出されてきた魅力的な経営者であり、応援させて頂きたいと考えました。1社でも多くの課題を解決していくことで、魅力ある地域社会を目指していく当社の取り組みを、精一杯応援させて頂きます。
■株式会社スマレジ 代表取締役 山本 博士氏
本年1月に始動したスマレジベンチャーズは非常に沢山のお問い合わせを頂き幸先の良いスタートを切ることができました。第一弾となるLBB社のモバイルオーダーは、スマレジユーザーの皆様からも多数リクエストを頂いていた注目の機能であり、当社も歓迎しております。本提携を最速で進め、最高のサービス提供を実現して参ります。
株式会社LBB 代表取締役 宮本 敦史氏によるコメント
この度はリード投資家のハックベンチャーズ株式会社様はじめ、我々が掲げる”Less, But Better.”「より少なく、しかしより良く」をコンセプトとしたモバイルオーダー事業に共感いただいた皆様からご支援をいただき、シリーズAの調達を完了することができました。そして今までご支援をいただいてきた投資家の方々とともに、この事業を進めていけることに大変感謝しております。
現在の社会情勢からも店舗のDX推進は、急務の課題となっているように感じております。「L.B.B. Cloud」はモバイルオーダーのプラットフォームとして、非接触のオーダーフロー、キャッシュレス、省人化を可能にしたクラウド型のシステムです。サービス開始から、飲食店様だけでなくスポーツイベントやサロンなど様々な業態で導入をいただいており、注文から決済、マーケティングまで一気通貫することでDXを推進してまいりました。
今回調達した資金は、サービス拡大のために今後様々な外部システムと連携し、「L.B.B. Cloud」がHub的な役割を担うための開発体制強化や、あらゆる事業者様の課題解決に取り組むための営業体制強化に充てさせていただきます。
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