テラドローン×出光興産|石油タンクに対しドローンで肉厚測定の実証実験を実施
テラドローン株式会社は、出光興産株式会社の石油タンクに対し、ドローンを活用した超音波探傷検査を実施した。このUTドローンはテラドローンのグループ会社Terra Inspectioneering製のものを使用している。
▲上写真:今回使用したUTドローン
今回、出光興産がテラドローンに実証フィールドを提供した。テラドローンは最先端のデジタル技術を導入しながらオペレーション業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しており、そのような取り組みの中で今回の実証実験の実現に至った。
同実験では、検査対象のタンクに対しタンク壁面を検査した。腐食部分にもドローンに搭載されたブラシを使用しながら肉厚測定を行い、精緻なデータの取得に成功した。
実験目的
・タンク内部での安定飛行の検証
・目視検査における近傍肉厚測定や、保安検査のための肉厚値として活用可能な精度のデータ採取
・UTドローンによる測定速度・一日当たりの実施可能数の検証
実験概要
・実験日時:2021年2月2日
・実験場所:出光興産株式会社 千葉事業書
▲今回の検証実験の様子
タンク点検にドローンを活用することで、足場設置にかかる人員コスト・時間コスト・金銭コストの3つの削減が実現可能。テラドローンは日本へのUTドローン導入を本格化させており、石油業界におけるDXを推進することで、石油業界の安定成長を支援していくという。
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