テラドローン×三菱地所|丸の内エリアで、警備・防災・物流領域での活用を視野にドローン飛行実験を実施
業務用ドローンサービスのリーディングカンパニーであるテラドローン株式会社(以下、テラドローン)は、三菱地所株式会社(以下、三菱地所)の協力のもと丸の内エリアにおいて、ドローンを用いた実証実験を行ったことを発表した(※1)。高層ビル街において、ドローンをUTM(Unmanned Aerial System Traffic Management:無人航空機管制)で自立飛行させる実験は、これが初の試みとなる(※2)。
※1: 三菱地所は、多様な人・企業が集い、交流することを通じて進化していく街を目指し、丸の内エリアの「オープンイノベーションフィールド」化を進めている。先端技術・テクノロジーの街づくりにおける有用性等について調査・研究を行う「Marunouchi UrbanTech Voyager」プロジェクトに取り組んでおり、今回の実証実験もその一環だ。
※2: 2019年8月23日現在(テラドローン調べ)
実証実験の概要と様子
・日時:2019年8月27日(火)13:00~14:30
・実施場所:丸の内仲通り(丸の内二丁目ビル・丸の内仲通りビルの間)
・実施目的:都心の高層ビル街でのドローンの活用に向けた課題抽出・検証
・実施内容:・ドローンが丸の内仲通りを自律飛行(飛行高度は2.5m)
・ドローンにて街の映像を撮影
・記録した映像を管理室で監視し、異常有無を確認
取り組みの背景と展望
日本では現在、山間部及び離島エリアで活発にドローンが利用されようとしており、都市部での本格利用は2022年度以降とされている。本実証は先進的な取り組みとして、都市部でのドローン利用で必須となるUTMを用い、日本最大の都市のひとつである丸の内エリアで実証実験を行った。
UTMを用いることで空域の差配、ドローン同士及び建物等への衝突回避が可能となり、安全な空の道を描くことができる。将来の広域な利用も見据えて、当日は複数台のドローンを使用して実験を行った。
今後、テラドローンは、警備・防災・物流など幅広い領域において、高層ビル街での無人機の活用を三菱地所の協力のもと検討していく予定だという。
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)