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名古屋大発の医療ベンチャー・ジークス×医療法人葵鐘会 | 子育てを応援するアプリケーションを共同開発

名古屋大発の医療ベンチャー・ジークス×医療法人葵鐘会 | 子育てを応援するアプリケーションを共同開発

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名古屋大学・名古屋工業大学発の医療ベンチャーであるジークス株式会社は、東海地方を中心に19の産婦人科・小児科クリニックを運営する医療法人葵鐘会と、実証実験・共同研究を開始すると発表した。

実証実験・共同研究に至った背景

昨今、出産を終えた母親の産後うつが社会問題になっている。さらにコロナ禍で周りの人との関わりが少なくなってしまった結果、子育てに関する悩みを家庭内で抱え込み、日常的な悩みの解決をインターネット検索に頼らざるを得ない状況となっている。しかし、インターネット上には様々な情報が存在し、どの情報をどの程度信頼してよいのかということを、ただでさえ子育てに忙しい母親が冷静に判断することは難しい。

そこで、葵鐘会グループの産婦人科(小児科)では1か月健診時に、タブレットによるオリジナル問診システムを採用。待ち時間を利用して小児科医が作成した「Q&A」を母親に閲覧してもらい、後で担当医師に気になったQ&Aについてさらに詳しく聞くことができる取り組みを約10年間行ってきた。

健診に訪れた母親からは好評を博しており、以前よりスマホアプリ化を希望する声も出ていたことから、今回の実証実験・共同研究を実施するに至ったという。今回の実証実験は、この小児科医が作成した「Q&A」に着目し、子育ての手助けになるようなアプリケーション「あんよ」の開発をジークス・葵鐘会共同で行う。

実証実験・共同研究の目的

葵鐘会で出産した母親や健診に訪れた母親 約2,000名を対象に、小児科医が作成したQ&Aによって子育てをしている母親の悩みをどれほど解決することができるのかという検証を行う。同時に今まで拾い上げることのできなかった日常的な悩みや不安要素をアプリケーション上で収集し、Q&Aの量と質の向上を図る。また、子育て中の母親や小児科クリニック内のニーズを聞き出しながら、4月以降に公開する一般向けアプリケーションの開発のための機能拡充も行う。

葵鐘会コメント

■医療法人葵鐘会 副理事長(小児科医)吉田茂 氏

『葵鐘会グループ(ベルネット)では、これまでの取り組みとして、1か月健診の限られた時間の中で、いかに効率的に、お母さん方の不安を解消し、疑問や悩みをうまく聞き出すかという観点から、iPadを用いた新生児問診票システムを開発運用し、その中の目玉機能として、新生児Q&Aコーナーを活用してきました。

しかしながら、時代の変化や昨今のコロナ禍の影響もあり、出産直後のお母さん方の悩みや不安はこれまで以上に増大しており、たとえ1か月健診でそれらが解消されたとしても、それまでストレスを抱えて過ごした時間は取り返せません。

私は、以前から、新生児Q&Aコーナーを1か月健診の前に、出産直後から自宅で自由に利用できる仕組みを作りたいと考えていましたが、この度、ようやく、ジークス株式会社という若い力とともに、「あんよ」という理想的なシステムとして実現することができました。

今後は、1か月健診までお待たせすることなく、ベルネットの小児科医が、いつでも雲の上から見守っているかのような安心感をお届けすることができれば幸いです。』

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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