アソビュー、アウトドア予約の「そとあそび」をグループ会社化し、ニューノーマルでの遊び方提案を強化
休日の便利でお得な遊び予約サイト「アソビュー!」を運営するアソビュー株式会社は、株式会社アカツキより、株式会社そとあそびの全株式を取得することを決定し、同社との間に株式譲渡契約を締結したことを発表した。
株式取得の背景・目的
アソビューは2012年に「休日の便利でお得な遊び予約サイト『アソビュー!』」をローンチし、ダイビング、カヌーのようなアウトドアアクティビティから、陶芸体験、そば打ち体験のようなインドア体験、また、遊園地、水族館のような大型レジャー施設まで幅広いジャンルを取り扱い、“総合型遊び予約サイト”としてサービスの拡充を図ってきた。
昨今、コロナ禍により、公共交通機関を使った遠出の宿泊を伴う旅行は低迷しているが、アソビューの予約データによると、マイカーなどでの近場のおでかけ・日帰り旅行は活況だ。具体的には、おでかけ自粛となって以降、東京近郊(東京・神奈川・埼玉・千葉)のアウトドアアクティビティ予約は8月~11月で昨年対比130~150%で成長しており、とりわけ盛況だという。
当該データからもわかるように、withコロナでニューノーマルな時代においてアウトドアアクティビティの需要は高く、今後も拡大していくと予想する。またSDGsの観点からも、動力を使わず自然環境と共生するようなカヌーやパラグライダーなどのアウトドアアクティビティは、今後益々注目されるとの考えだ。
▼1都3県のアウトドアアクティビティ昨年対比成長率(流通総額ベース)
一方、そとあそび社は2004年の創業以来一貫して、アウトドアアクティビティに特化し、17年に渡って運営する「SOTOASOBI」は、“アウトドアレジャーの専門予約サイト”として既にその地位を確立している。コロナ禍においても、上記のトレンドにより引き続き成長を続けている。
アソビューとしては、このアクティビティ領域のコンテンツ拡充、およびユーザー基盤の拡大を図るとともに、事業者の共同開拓、サポート体制の共通化、一体的なシステム開発体制の構築などによるシナジーが見込まれるため、今回の全株式取得によるグループ化に至った。なお、株式譲渡実行日は2021年1月1日。取得株式数は、全株式にあたる63,000株だという。
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