ZEPS×QDレーザ | ニューノーマルに順応したスマートグラスの共同開発及び商用化に着手
メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営する株式会社インターメスティックの研究・開発機関“Zoff Eye Performance Studio”(ゾフ アイパフォーマンス スタジオ、以下「ZEPS」)は、半導体レーザ及び応用製品の企画・設計開発・製造・販売を行う株式会社QDレーザ(キューディーレーザ)との業務提携を発表した。同業務提携により、半導体レーザ技術を援用した眼鏡処方プロセス刷新への取り組み、「レーザ網膜投影」による眼鏡型弱視支援器具及び、次世代の眼鏡であるスマートグラスの共同開発及び商用化を開始する。
ZEPSとQDレーザが業務提携に至った背景
ZEPSは「メガネや店舗にIT・AI技術を援用することで人間の可能性を拡張し、顧客体験を洗練すること」をビジョンに掲げている。一方でQDレーザは、主要事業のひとつとして「レーザ網膜投影」をコア技術とするレーザアイウェア事業を展開している。既に、弱視を抱える人々を対象とした網膜投影型エイドの商用化と医療機器認証取得を達成しており、“見える”の拡張を続けている。
今回、両社の描く未来像が一致したことから、同業務提携が実現。ニューノーマルに順応した「眼鏡処方のプロセス革命」に挑み、さらに、「レーザ網膜投影」による眼鏡型弱視支援器具と次世代の眼鏡であるスマートグラスの共同開発、及び商用化を開始するという。
Zoff Eye Performance Studio(ZEPS)概要
既存の商品・サービスの枠を超えて、目だけではなく人間のパフォーマンスを向上させるための「新しい機能」「新しい商品」「新しいサービス」を研究・開発し社会実装することを目的に設立した、Zoff初の研究・開発機関。エンジニアやゲームプレイヤーなど、目を酷使する職業のパフォーマンス向上を目的としたフレーム・レンズの開発や、視力だけでなく目の疲れ度合いなど目のパフォーマンスを数値化するサービスの開発など、新たな取り組みを進めていく。
今回の業務提携に込める想い
・ZEPS 責任者 逆井浩之氏よりコメント(写真右)
Zoffは顧客起点ですべてのことをデザインしていきます。その中で私たちは「見える」についてもデザインしていくべきと考えています。私たちはテーラーメイドのスーツのように「見える」をコーディネイトしたい。その為に見えないことから学ぶべきことは多く、光を理解し、追求することで見えてくることがあります。アプローチこそ違いますが、「見える」感動を届けたい気持ちは全く一緒です。QDレーザ様の確かなレーザ制御技術をベースに展開される様々な共同プロジェクトにより、お互いにめざす未来は加速し、その成果に対し共に感動したいと考えています。
・株式会社QDレーザ 代表取締役社長 菅原充氏よりコメント(写真左)
人間と物があらゆる情報とつながり始めたこの世界において、半導体レーザ技術の有用性はますます高まってきています。当社の「人の可能性を照らせ。」というコーポレートキャッチフレーズは、レーザ及び光学技術で社会に貢献していく当社の意志を象徴するものです。眼に関する医療機器メーカでもある当社は、見えづらいを「見える」に変えるロービジョン・エイド、「見える」の健康寿命を延ばすビジョン・ヘルスケア、「見える」の力で世界を拡げるスマートグラスの普及を目指しています。この度、ニューノーマルに順応した商品、サービスの開発へ着手したZoff様と提携し、共に、社会変革に挑めることを、大変光栄に思います。
<株式会社QDレーザ概要>
富士通研究所のスピンオフベンチャーとして2006年に設立。半導体レーザに関する種々のコア技術を有し、事業を展開。主要事業の一つであるレーザアイウェア事業では、1-ロービジョン・エイド、2-ビジョン・ヘルスケア、3-オーギュメンテッド・ビジョン の3領域で研究開発及び製品の製造販売を行なっており、今回の業務提携では、その知見と技術を援用し、ZEPSと共同で「眼鏡処方のプロセス革命」に挑む。
<新ブランド戦略“Eye Performance”とは>
Eye Performanceとは、20周年を迎える2021年に向けZoffが新たに掲げるブランド戦略。これまでのメガネは、モノを見るためにピントを合わせる視力矯正器具としての役割が中心だった。しかしZoffは、メガネをマイナスをゼロにするものから、マイナスをプラスに変える存在としての価値に着目した。“Zoff Eye Performance Studio”での研究・開発や社会実装を通して、新しい価値の提示、目や生活のパフォーマンス向上を目指していくという。
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