総合的な菌ケアサービスを展開する「KINS」、3億円の資金調達を完了
総合的な菌ケアサービスを展開する株式会社KINSはジャフコ グループ株式会社が運営するファンドを割当先とする第三者割当増資を実施し、3億円の資金調達を行った。
KINSの今後の経営方針である『KINS WHEEL』を高速で回転させていくために、今回調達した資金を活用していくという。例えば、より良い顧客体験を生み出すためのシステム構築やコンシェルジュ増員のための採用、新商品開発や検査機関の創設などに充てていく予定だという。
これまで同社は、人体における常在細菌のハブとも言える“腸内細菌”をケアするサプリメントやエッセンス。女性の多くが抱える肌悩みを解決するため、”美肌菌ケア”の角度からアプローチするブースターやフェイスマスクを販売してきた。
これからは多様な悩みに応えるべく、頭皮・口腔内・膣内細菌などをケアする商品の製造販売をしていく。これらを通して、菌ケアという概念を身近なものとし、ライフスタイルの様々なシーンで菌ケアを意識した生活を提案していく。
まだまだ身近ではない菌ケアという概念。全身の菌を整えることで、将来の美と健康を手に入れるという考え方を少しずつ世界へ発信していく。KINSはこれからも、“菌ケアすることが当たり前である世の中”の実現を目指すという。
KINS WHEELについて
『KINS WHEEL』とは、フライホイール*を参考に当てはめられたKINSの経営方針。
ユーザーエクスペリエンスからエンゲージを高め、さらにSNSを通じてコミュニケーションを密に行うことでUGCが生まれていく。UGCが発生することでさらにトラフィックが増え、トラフィックが増えることで検査や体験データが蓄積していく。その蓄積したデータが商品開発に役立てられることで、よりユーザーエクスペリエンスを向上させる商品開発へとつながる。
このKINS WHEELを高速で回転させていくことにより、KINSブランドを成長させていくという。
*マーケティングで集めたリードに対し、どう営業をかけて顧客化するのか。顧客化したユーザーの継続率をどう上げていくのか、解約を防ぐコミュニケーションはどう行うのか。マーケティング施策の効果を最大化するには、どれか1つの機能の活用ではなく、3つ全て動き続けることで最もパワフルな結果が得られるという考え方。HubSpot INBOUND 2018より
各社コメント
・ジャフコ グループ株式会社 長岡達弥氏
KINSは、 2,500人以上の慢性疾患患者に対し、人の身体に存在する常在細菌を生かした治療や生活習慣改善指導を行ってきたドクターが創業したスタートアップです。
見た目もトークも爽やかな印象の下川社長ですが、慢性疾患患者と正面から向き合う臨床現場での経験、そして、自らも悩まされていた疾患を菌ケアにより改善してきた原体験から、患者の方だけではなく、より多くの方に商品の体感を通した菌ケアを伝えていくことで、対処療法から根本治療へと導き、「将来的には慢性疾患を解決する」という強い使命感を持って起業されています。
その強い使命感とは対照的に、冷静かつ戦略的に事業を構築されており、商品リリースから1 年足らずで、KINS 、そして下川社長自身もユーザーに受け入れられるまでに至っています。私たちも、下川社長の意志や行動を正しく理解できたことで、 KINS が掲げるミッションに真に共感することができました。今後は、ミッション実現のパートナーと して菌ケアという 『 新しい当たり前 』 を共に創り上げていく所存です。
・株式会社KINS 下川穣氏
ようやく“菌ケアすることが当たり前である世の中にする”のスタートラインに立てました。これも一重に支えてくださったKINSユーザーの皆様、KINSスタッフの皆のおかげです。心から感謝しております。
2020年は新商品のローンチが2つあり、売上高1000%成長することができました。
また経営のコアとなるフライホイール『KINS WHEEL』を確立することができ、KINSユーザーの健康と美への貢献と、KINSの成長が一体となる形が出来上がりました。ジャフコの長岡氏に経営のコンシェルジュとして伴走してもらい、より高速かつ効率的にフライホイールを回していけると確信しています。
2021年は自身の出版、4つの新商品の開発販売、卸の全国への展開、検査会社の創設など様々な進化を予定しています。
“菌ケアすることが当たり前である世の中”するために、これからも走り続けます。
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