京急電鉄×Carstay | 神奈川・三浦半島の 「バンライフの聖地化」を目指し協業開始
京浜急行電鉄株式会社とCarstay株式会社は、電車とキャンピングカーのMaaS連携による協業を開始すると発表した。第一弾として京急電鉄が、Carstayの提供する車中泊スポットの登録・検索・予約シェアサービス「カーステイ」に、三浦半島の新たな車中泊スポットを3カ所開設する。
協業を開始する背景
京浜急行電鉄沿線の三浦半島(神奈川県)は、多くの自然や鎌倉時代の史跡などの観光スポット、三崎まぐろや三浦野菜などの魅力的な食文化をはじめとする地域資源が豊富だが、半島西側や相模湾側、中央部への交通アクセスや、首都圏からの近さから、宿泊客が比較的少ないことが課題としてあった。
一方、Carstayは京急電鉄が株式会社サムライインキュベートとともに新規事業の創出を目指して運営する「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM(京急アクセラレータープログラム)」第3期の参加企業で、「カーステイ」以外にも、キャンピングカーなど車中泊仕様の車のカーシェアサービス「バンシェア」などの「バンライフ(※1)」プラットフォーム事業を展開している。
今回の協業では、駅から先の観光スポットへの移動について、“移動”と“宿”の機能を持つキャンピングカーのカーシェア「バンシェア」と、駐車場や空き地などを車中泊スポットとして登録・検索・予約・決済できるシェアサービス「カーステイ」との継ぎ目ない連携を、「トレイン&キャンピングカー」として提案し、三浦半島全域を網羅する新しい形の旅行スタイルの造成と、それによる半島全体への経済波及を狙う。
※1: バンライフ(VANLIFE)とは、車を通じた旅や暮らしにより、“人生を豊かにする”ことを目的として荷台スペースが広い車“バン”を、家やオフィスのように作り変え、車を遊ぶ・ 働く・暮らしの1つの拠点とする新たな“ライフ”スタイル。
具体的な協業の内容
今回は、京急グループが運営する「ホテル京急油壺 観潮荘」(三浦市)と、「観音崎京急ホテル」(横須賀市)の駐車スペースを「カーステイ」に登録する。また、2020年11月に城ヶ島(三浦市)に、新たな車中泊スポットを登録・開設予定だ。「トレイン&キャンピングカー」として、駅から先の観光スポットへの移動を共同で提案し、三浦半島全域を網羅する新しい形の旅行・観光の創造を目指す。
また、本プロジェクトの情報をSNSで「#三浦半島バンライフ聖地化」をつけて投稿すると、抽選で対象施設で使える温浴券・食事券や「カーステイ」「バンシェア」の10%オフクーポンが当たるキャンペーンを実施する。そのほかプロモーション活動として、「キャンピングカーで三浦半島を遊び尽くそう!」特設ページや、10月初旬に発表した「バンライフ」の魅力を発信するCarstayの公式アンバサダー「Carstay Official VanLiver」の1組「はだし夫婦」のソーシャルメディア、電車広告を介して、本取り組みの情報発信を行う。
<車中泊スポットについて>
3つの車中泊スポットは、首都圏から近いにもかかわらず、混雑する“都会”とは異なる非日常の自然空間で、のんびりと海を眺めながら解放的な一時を過ごすことができる場所だ。
(1)「RVステーション 京急油壺 観潮荘」
・仕様:ホテル京急油壺 観潮荘の駐車スペース(1台分)
・特徴:隣接の「油壺温泉」で入浴後、車中泊で快適に過ごせる。三崎港から出港する城ヶ島周遊クルーズを「カーステイ」で予約できる。
・特典:「京急油壺マリンパーク」水族館入園券(1日分)
・料金:1泊5,000円
(2)「RVパーク 京急観音崎」
・仕様:温浴施設「SPASSO」の駐車スペース(3台分)
・特徴:海岸沿いの散歩コースまで徒歩1分。隣接する温浴施設「SPASSO」の「油壺温泉」の入浴券(1名分)付き。別料金でバーベキューも楽しめる。
・料金:1泊5,000円
(3)「城ケ島シーサイドRVステーション」(※11月開設予定)
・仕様:城ヶ島西部地区の駐車スペース(6台分 予定)
・特徴:馬の背洞門、城ヶ島灯台などの観光スポットに近接。晴天日は朝焼け、夕日、富士山が楽しめる。
・料金:1泊2,000円(予定)
各スポットの詳細、予約については、以下プレスリリースにて。
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