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神戸市×Splink | ”コロナ疲れ”を見える化する実証実験を開始

神戸市×Splink | ”コロナ疲れ”を見える化する実証実験を開始

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ブレインヘルスケア事業、医療データ基盤事業を展開するスタートアップ企業の株式会社Splinkは、新型コロナウイルスに伴う新たな課題の解決を目指してスタートアップを支援する、神戸市の”STOP COVID-19 × #Technology”に採択された。神戸市の支援のもと、新型コロナウイルス蔓延に伴う環境変化が慢性疲労・メンタルヘルス・認知機能に与えている影響を見える化する実証実験を開始する。

背景

新型コロナウイルスは社会生活に大きな変化をもたらした。with/afterコロナのもとで我々はテレワークによる運動不足、長時間に及ぶオンライン会議等、慢性的に強いストレスに晒され、知らず知らずに健康が蝕まれている恐れがある。Splinkでは、このようなストレスによる慢性疲労・メンタルヘルス・認知機能への影響を”コロナ疲れ”と呼んでいる。

見える化の測定方法:オンライン上で10分でコロナ疲れのチェック

Splinkでは、この”コロナ疲れ”の見える化に取り組んでいる。ストレス自体の高低を定量化する法定のストレスチェックとは異なり、Splinkのオンライン検査はストレスにより生じた慢性疲労・メンタルヘルス・認知機能への影響をWeb10分で測定することができる。この見える化により、ストレスが引き起こす生産性低下や事故のリスクに、より適切に対応できると考えるという。

かかる課題意識のもと、神戸市が新型コロナウイルス蔓延に伴う経済停滞や市民生活支援などのソリューションを有するスタートアップを支援する”STOP COVID-19 × #Technology”に提案・応募し、この度採択された。そして、今回、神戸市全面バックアップのもと、実証実験を実施する。



※神戸市の”STOP COVID-19 × #Technology”について

全国のスタートアップから新型コロナウイルス感染症対策となり得るテクノロジーや提案を募集・支援する取組み。スタートアップ企業と社会・地域課題を詳しく知る神戸市職員が協働して最適な解決手法を見出し、サービスとして構築・実証までを支援する「Urban Innovation KOBE」の枠組みにおける取組みのひとつ。

実証実験の概要

新型コロナが引き起こした職場環境の変化が、神戸市職員の脳の慢性疲労・メンタルヘルス・認知機能にどういった影響を与えたかを見える化する実証実験を、神戸市厚生課・新産業課と共に実施する。具体的には、対面接触の多寡といった業務の性質やリモートワークなどの勤務形態により脳の慢性疲労・メンタルヘルス・認知機能の状態は異なると想定され、この見える化に取り組む。そして、神戸市職員の健康把握・維持に役立てることを目指す。

【参加者】神戸市役所の複数部署

【内容】10分程度で測定可能なオンライン検査を活用し、神戸市役所の各部署を対象に、複数のグループに分け、グループ間における慢性疲労・メンタルヘルス・認知機能を見える化することにより、全体及びグループごとの傾向性を分析する。

【実証実験の時期】7月中旬頃実証実験開始 3か月~6か月程度実施予定

今後について

Splinkは、上記の神戸市職員を対象とした実証実験の完了後、その結果を神戸市民の健康のために発展的に活用していきたいと考えている。また、同様の課題を抱える他自治体や企業への展開に取り組んでいくという。

これまでの神戸市との取組み

Splinkは、2019年度に開催された神戸市による「500 Kobe Accelerator」に採択されている。昨年は、神戸医療産業都市との連携による相乗効果が期待できるヘルステック領域の企業を募集したプログラムで、174件の応募から採択された。

また2020年5月には、神戸経済の持続的な成長を目指してITを活用したスタートアップの育成支援を行っている神戸市から「スタートアップ補助制度」の対象企業に認定されている。

※「500 Kobe Accelerator 」について

シリコンバレーを中心に世界的に活動するスタートアップの育成支援団体(アクセラレータ)である500 Startupsと連携し、神戸市が実施している起業家支援プログラム。

※神戸市の「スタートアップ補助制度」について

神戸経済の持続的な成長を目指しITを活用したスタートアップ(成長型起業家)の育成支援を行っている神戸市が、スタートアップの集積・定着のために設けた制度。

会社概要

社名:株式会社Splink

事業内容:ブレインヘルスケア事業、医療データ基盤事業

※関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部)

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