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【イベントレポート】「eiicon」の月一meet up!!第3弾が開催!今回は“EdTech”に取り組むスタートアップ5社がピッチを行いました。

【イベントレポート】「eiicon」の月一meet up!!第3弾が開催!今回は“EdTech”に取り組むスタートアップ5社がピッチを行いました。

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オープンイノベーションのプラットフォーム「eiicon」は3月28日、渋谷のイベントホール「dots.」で、大手企業とスタートアップの出会いを創出するイベントの第3弾「eiicon meetup!! vol.3」を開催しました。今回はテーマを教育・EdTechとし、スタートアップ5社がピッチを行いました。早朝8時から大手企業の新規事業担当者などをメインに約30人が参加。活発に意見交換などを行いました。

冒頭では、eiicon founderの中村亜由子が挨拶。eiiconは「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成をビジネスで目指す、オープンイノベーション・プラットフォーム「SHIP」の公式パートナーとなっていることを紹介しました。SHIP はSDGs として17のテーマを掲げており、教育もそのうちの一つ。『すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する』としています。

以下に登壇企業とピッチの内容、交わされた質問の一部をレポートします。  

■株式会社ハグカム http://www.hugcome.co.jp/

登壇者:代表取締役 道村弥生氏

同社は子供の「できた!」を育む教育サービス事業を展開しています。オンラインの学習プラットフォームを提供しており、現在は英会話レッスン「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」が主力。一般的なSkype利用のものとの違いは、日本語の通じるバイリンガルが講師となっていること、操作性に優れた独自アプリを開発したことなどが挙げられます。マンツーマンが中心ですが、グループ指導も行っています。保育施設、商業施設、学習塾、ファミリー向け物件との連携をはじめ、親子イベント、ワークショップ、職業体験などでの利用が進んでいます。このほか、出版や各種スクールとの協業も視野に入れているとのことです。

【会場からの質問】 子ども向けとのことですが、親向けのサービスもあるのでしょうか。

【回答】 英会話のレッスンについて、利用しているお子さまの親御さまから「利用したい」との声が多く上がっています。現状はお子様向けのサービスをご利用いただいていますが、ゆくゆくは親専用、家族専用というサービスを開発したいと考えています。

■株式会社マナボ http://manabo.com/

登壇者:執行役員 事業統括部長 小林佳徳氏 


同社はスマホを通じ大学生が生徒の質問に答える、スマホ家庭教師「manabo」を提供しています。「図示できない電話では詳細な説明ができない」というもどかしさを解消しながら、2500名の大学生講師と連携し24時間365日、質問に対応しています。バイト代は状況に応じ価格の変わるダイナミックプライシングを採用。連携は学習塾をはじめ、大勢の大学生が登録していることから就職活動の分野でも行われています。また、現在までに13.7万回の質問、248万分の回答が行われており、これらをビッグデータとして活用し、教材開発を行うことも視野に入れています。

【会場からの質問】 質問には講師が個別に答えているとのことですが、ノウハウは溜まるでしょうか。また、ビッグデータについて、何か成果が出ているでしょうか。

【回答】 ノウハウ蓄積については課題だと感じています。教育機関との提携しながら、解決を図りたいと考えています。また、ビッグデータに関しては、「これから」という段階です。ビッグデータを活用することで、より良い指導に結び付けたいと考えています。

■株式会社スマートエデュケーション http://www.smarteducation.jp/

登壇者: 事業・組織開発マネージャー 中村友也氏

同社は「世界中の子ども達のいきる力を育てたい」をビジョンに掲げ、未就学児向けの教育・知育アプリの企画・開発・販売しています。これまでに「おやこでスマほん」や「おやこでリズムえほん」などをリリースしてきました。将来は65%の子どもたちが今はない職業に就くだろうと言われている中、「21世紀型スキル」の習得を目指しています。アプリはお絵かき、動物園、寿司などをテーマに世界に向けて配信され、現在までに2200万ダウンロードと多くの実績を重ねています。これまでは「BtoC」が中心でしたが、今後は「BtoB」、「BtoBtoC」での展開を視野に入れ、保育園や幼稚園、保育施設を持つ大企業との連携を進めています。

【会場からの質問】 21世紀型スキルの中で、貴社のアプリであまり充実していないところはあるでしょうか。

【回答】 情報リテラシーなどは充実していますが、例えば、地域と国際社会での市民性は、これからのところがあります。

■株式会社コードタクト http://codetakt.com/

登壇者:代表取締役 後藤正樹


同社は教師向けの学習指導・管理ツール「スクールタクト」を開発・運営しています。タブレット上で講義はもちろん、問題演習もできるようになっており、教師は生徒の回答をリアルタイムに把握できます。生徒の協働学習の環境が構築できるのが特徴で、教師-生徒、教師-生徒-生徒、生徒-生徒でのコミュニケーションが可能です。これにより、生徒の回答を生徒同士でシェアできるほか、やり取りの量から生徒の人間関係を知る一助ともなり得ます。現在、有料で300校が導入しており、3万人の会員がいます。今後、教材開発やシステムでの連携などを視野に入れています。

【会場からの質問】 競合他社との違いは何でしょうか?

【回答】 1番大きな違いは「アプリかWebブラウザか」です。競合の多くはアプリですが、当社はブラウザを使っています。そのため、学校でも家でもインストールの手間なく、ブラウザがあれば利用できます。また、生徒向けの教材として開発が進められることが多いと思いますが、当社は先生が生徒をマネジメントすることに重きを置き開発を進めています。

■スタディプラス株式会社 https://info.studyplus.jp/

登壇者:代表取締役 廣瀬高志氏


同社は学習管理プラットフォーム「Studyplus(スタディプラス)」を提供しています。同プラットフォームで、生徒は自身の学習内容を記録し可視化できるほか、オンラインで他の生徒とコミュニケーションが取れるようになっています。受験生の登録が多いことから、現在、200以上の大学をはじめ、教育系企業から多数の広告が出稿されています。また、予備校などで導入が進み、生徒の学習進捗管理ツールとして使われています。近い将来は、蓄積されたデータを活用し、生徒の目標や志望校に最適な勉強時間や参考書などをレコメンドする仕組みも作ることを予定しています。

【会場からの質問】 同サービスの広告モデルを教えてください。

【回答】 バナー広告、動画広告、DM広告などの商品があります。高校生の志望校や志望学部でターゲティングできるので、効果的な広告を打つことが可能です。また、Studyplusのオーディエンスデータを使ってLINEなどの他社メディアで広告配信できる商品も販売しています。

■取材後記

教育ということ、どちらかと言えば「新しいもの」が苦手なところがあるように思える。他業界に比べIT化の流れに乗り遅れた面もあるはずだ。しかし、教育とテクノロジーが相容れないということはない。時代が変わり、教育への要求が多様化している今だからこそ、新しい発想や技術が活きてくるのではないか。今、教育改革ということが盛んに言われている。教育は変わっていかなければならない。オープンイノベーションがもっとも求められている分野の一つと言えるだろう。

(構成:眞田幸剛、取材・文:中谷藤士、撮影:加藤武俊)

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