ANA×ADDress|航空券サブスクリプションの実証実験を開始、多拠点生活推進により地域活性化を目指す
ANAホールディングス株式会社と、月額制で全国の家に自由に住める多拠点ライフプラットフォームを展開する株式会社アドレスは、多拠点生活の推進を図り、地域活性化を目的とした、航空券定額制サービスの実証実験を開始する。
実証実験の内容
実証実験では、月額料金を支払っているADDress会員に対し、月額3万円の追加料金を支払うことで、ANA国内線の指定便に限り月2往復できるサービスを実験的に行う。
<実施内容>
募集期間 : 2020年1月17日〜2020年3月21日
利用期間 : 2020年1月31日〜2020年3月31日
対象路線 : 羽田 ― 新千歳/鳥取/高松/徳島/福岡/大分/熊本/宮崎/鹿児島
※上記のANAが指定した便に限る
対象人数 : 実証期間中で50人
利用回数 : 月毎に最大2往復まで搭乗可能
利用条件 : 月額3万円の追加料金を支払うADDressの年間・半年会員のみ利用可能
申込方法 : ADDress会員向けの専用サイトより予約
実証実験の背景と今後の展望
ADDressは、「都市と地方の複数の拠点で生活をしてみたい」「リモートワークをしながら各地の自然とふれあいたい」「その土地で暮らす人たちと交流したい」といった、次世代のニーズに対応する新しいライフスタイルの実現に向けて活動する企業だ。地域ごとの個性溢れる魅力を発信しながら各地に拠点を展開している。
今回、全国各地への航空ネットワークをもつANAと全国各地に居住物件をもつADDressが連携し、拠点間の移動コストと複数の住宅コストの負担感を大幅に軽減する。これにより、多拠点生活対象者のすそ野を大きく広げ、各地の関係人口(※1)の拡大を狙うという。
※1: 関係人口とは、移住した「定住人口」ではなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指す。
これを皮切りに、両社は対象路線・対象人数を増やしながら、実証実験規模を拡大する。さらに今後は、多拠点生活とは異なる関係人口拡大策を提供する方法も模索するという。
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)