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WASSHA×ダイキン工業|タンザニアでエアコン・サブスクリプション事業の実証実験を開始

WASSHA×ダイキン工業|タンザニアでエアコン・サブスクリプション事業の実証実験を開始

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アフリカ最大の小売店プラットフォーム構築を目指すWASSHA(ワッシャ)株式会社は、ダイキン工業株式会社と、タンザニア連合共和国におけるエアコンサブスクリプションサービスに関する協業を開始したと発表した。

協業の背景と内容

WASSHAは、ビジネスを通じて社会課題を解決し人々をエンパワーする「Power to the people」をミッションに掲げ、2013年の創業以来、アフリカで事業を展開しているベンチャーだ。アフリカ市場では、急速な人口増加を背景に世界各国のスタートアップが多数参入。最先端のテクノロジーの活用と革新的なビジネスにより、従来の先進国の発展プロセスを飛び越えたリープフロッグ型の発展が起きており、急速な成長を続けている。

成長著しいアフリカ市場において、WASSHAは現地の購買行動の起点である小売店(以下、キオスク)を活用したプラットフォーム事業に取り組んでいる。最初にローンチした未電化地域向けの電力サービス事業(Energy as a Service事業、以下、EaaS事業)では、東アフリカのタンザニアにて、約130名のスタッフ、約1,400店舗(2019年11月25日現在)のキオスクを介し、自社開発した太陽光充電式のLEDランタンを、所得の安定しない一般消費者にレンタルしている。

今回、ダイキン工業との協業では、EaaS事業を通じてWASSHAが構築した小売店プラットフォーム、モバイルマネーを用いた決済、および機器制御システム、人材を活用し、ダイキン工業の高効率エアコンを、タンザニアの小規模店舗や一般家庭にサブスクリプション方式で導入し、事業性を検証する。実証期間は 2019 年11月から2020年2月までの3か月間で、2020年度には事業化したい考えだ。

タンザニアをはじめとするアフリカ各国では、エアコン導入にかかる初期費用の負担や環境負荷の高いエアコンを利用することに伴う電気代金の負担が重いことから、エアコンの普及が進んでいない。本協業では、高効率で低環境負荷の機器をサブスクリプション方式で提供する。 これにより、ユーザーの初期費用ならびに電気代金を抑え、従来型のビジネスモデルであればエアコンを利用できない低所得者でもエアコンを使用できるビジネスモデルの構築を目指す。

なお、WASSHAは、今年の11月に総額約10億円の資金調達を行った。出資元にはダイキン工業のほか、ヤマハ発動機などが加わった。同社は、これまで構築してきた既存事業をベースに、パートナー企業との協業により新規事業に取り組む。同時に、既存事業をタンザニア以外のサブサハラアフリカ地域に拡大することにも力を入れていくという。

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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