JOYCLE、プレシリーズAで約1.5億円を資金調達ーー小型分散型資源循環インフラの量産と社会実装を加速
小型分散型資源循環インフラを構築する株式会社JOYCLEは、今回のプレシリーズAラウンドにおいて、株式会社ANOBAKAをリード投資家として、トヨタ・インベンション・パートナーズ株式会社、株式会社北洋銀行、鈴与商事株式会社、株式会社NCBベンチャーキャピタル、株式会社セゾン・ベンチャーズ、株式会社リブドゥコーポレーションなどから第三者割当増資を実施し、約1.5億円の資金調達を実施した。累計調達額は融資を含め約3.5億円となった。
今回の調達により、次世代のごみ資源化装置「JOYCLE BOX(ジョイクル ボックス)」の量産体制構築と研究開発、および組織体制の強化を図り、全国の自治体や企業が抱える焼却炉の減少・ドライバー不足といった廃棄物処理サプライチェーンの課題解決と、サーキュラーエコノミーの社会実装をさらに推進する。
分散型アップサイクルプラント「JOYCLE BOX」とは
※「JOYCLE BOX」のデザインはイメージです。
JOYCLEはごみを「運ばず、燃やさず、資源化」し、国内外のごみ資源化サプライチェーン問題を解決する次世代型分散インフラ「JOYCLE BOX」を開発提供するスタートアップ。「JOYCLE BOX」は、電熱を用いて廃棄物を95%以上減容し、無機資源や炭化物等に転換する小型分散型プラント。車両で牽引・移動が可能なうえ、IoTデータ可視化システム「JOYCLE BOARD」を搭載している。ごみの発生源に設置することで、焼却施設への長距離輸送を不要とし、運搬コスト削減・ドライバー不足・資源化率向上の三重課題を同時に解決する。
太陽光パネル等の自立補助電源や衛星通信(Starlink Business)との連携により、電力網・通信網に依存しない「防災オフグリッドインフラ」としても機能。平常時はごみ処理コストを削減し、災害時に運べない災害廃棄物の問題をその場で解決する、次世代の資源循環インフラだ。
資金調達の背景
現在の廃棄物処理システムは、遠方の大型焼却施設への「運搬」と「焼却」に依存しており、高い物流コストやCO2排出、人手不足に伴う収集運搬の維持が深刻な課題となっている。
JOYCLEは、ごみを発生源にてオンサイトで処理および資源化する「JOYCLE BOX」を開発・提供。これまでに複数の自治体・企業との実証実験を通じて、地域特有の課題解決に向けた実績を積み重ねてきた。これらの実績と、IoTプラットフォーム「JOYCLE BOARD」によるデータ可視化技術、分散型インフラに特化した自動制御知財の独自性が高く評価され、量産に向けた開発に備えての今回の資金調達に至った。
資金使途
調達した資金は、以下の重点項目に投資し、事業成長を加速させる。
1.「JOYCLE BOX」の量産開発・レンタルサービスの開始
各提供先業界向けに確定させた仕様のJOYCLE BOX量産および安定供給体制の構築
2.知財取得を含む研究開発
JOYCLE BOXの自動制御性能や処理効率の向上と多様な廃棄物への資源化を支える技術革新、特許戦略の強化
3.人員強化
エンジニア、営業、カスタマーサクセスを中心とした採用強化による組織基盤の拡充
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(TOMORUBA編集部)