テルモ、ハーバード大学「TECH-Tokyo」に参画――オープンイノベーションやスタートアップへのアクセスなどで連携

テルモ株式会社は、イノベーション創出の加速を目的として、ハーバード大学ジョン・A・ポールソン工学・応用科学スクールの「Technology and Entrepreneurship Center at Harvard Tokyo hub」（TECH-Tokyo/東京・渋谷）に参画することを発表した。

TECH-Tokyoは、Technology and Entrepreneurship Center at Harvard（※）が初の海外拠点として東京に開設するイノベーションセンターであり、国内の企業、研究機関、スタートアップコミュニティーにおける横断型イノベーションの創出に向けた多様なプログラムを提供する。

テルモはTECH-Tokyoのメンバーに加わることにより研究開発活動やスタートアップ投資など、イノベーション創出の取り組みを加速。具体的には、TECH-Tokyoを通じてハーバード大学グループの研究機関や医療機関にアクセスし、メドテック、バイオテックなどの分野での共同研究の機会を模索したり、テルモが開発する新技術の評価や実証につなげたりすることで、オープンイノベーションを推進する。

さらに、ハーバード大学のスタートアップ支援機関「Harvard Innovation Labs」との連携を通じてヘルスケア領域のスタートアップとの関係構築を図り、イノベーションの共創を目指すとともに、テルモのコーポレートベンチャーキャピタル「Terumo Ventures」とのシナジー創出も図る。

※Technology and Entrepreneurship Center（TECH）はハーバード大学のジョン・A・ポールソン工学・応用科学スクール（John A. Paulson School of Engineering and Applied Sciences）の一部であり、2000年からハーバードのイノベーターたちを支援してきた。TECHはイノベーションとアントレプレナーシップ（起業）の理解と実践を推進している。TECHは、Lumryファミリー基金の支援の下、テクノロジーとアントレプレナーシップの為、学生、教職員、卒業生、産業界のリーダーたちが共に学び、協働し、革新を生み出す場。TECHは、学問分野・人・組織・アイデアの間にある境界を越えることによってイノベーションが生まれるという信念に基づき、科学や工学の知識、起業家的なノウハウ、そして広い視野の適切な組み合わせによって社会的に有用で商業的にも実現可能なイノベーションを生み出すことを目指している。

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（TOMORUBA編集部）