TOMORUBA

事業を活性化させる情報を共有する
コミュニティに参加しませんか?

AUBA
  1. Tomorubaトップ
  2. ニュース
  3. 製造業サプライチェーンの変革に挑むキャディ、総額118億円のシリーズC資金調達を実施
製造業サプライチェーンの変革に挑むキャディ、総額118億円のシリーズC資金調達を実施

製造業サプライチェーンの変革に挑むキャディ、総額118億円のシリーズC資金調達を実施

  • 10473
1人がチェック!

製造業サプライチェーンの変革に挑むキャディ株式会社は、シリーズCラウンドにて既存投資家であるグロービス・キャピタル・パートナーズ、DCM Ventures、グローバル・ブレイン、WiL、ジャフコ グループ、Minerva Growth Partnersを中心に、他投資家4社を引受先として総額118億円の資金調達を実施。今回の増資により、累計調達額は217.3億円となった。

同社の事業状況について

キャディは、2017年の創業以来、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに、製造業のバリューチェーンが抱える構造的な課題に対し、サプライチェーン変革のパートナーとして伴走している。部品調達プラットフォーム『CADDi MANUFACTURING』、図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』の二つの事業を提供しており、グローバルでは米国、ベトナム、タイにおいても事業展開している。

事業状況は、『CADDi MANUFACTURING』では、国内の産業系メーカー売上トップ20社の75%との取引実績があり、その受注高は創業以来非連続な成長を続け、売上を拡大しているという。『CADDi DRAWER』では、2022年6月の提供開始から一年で、月次売上が10倍超に成長。米国や加工会社への提供も始めている。

また、社員数は590名(2023年6月1日時点)に成長。グローバルでの事業展開としては、米国国内製造業へのサービス提供のため米国拠点を設立し、主にサプライパートナー網の拡大を目的としてベトナム・タイでの拠点設立を立て続けに行っている。

前回シリーズB(2021年8月)からの主な事業成長

資金調達の内容

・シリーズC資金調達額:118億円

・累計資金調達額:217.3億円

投資家(順不同)

・グロービス・キャピタル・パートナーズ

・DCM Ventures

・グローバル・ブレイン

・WiL

・ジャフコ グループ

・Minerva Growth Partners

・グリーンコインベスト投資事業有限責任組合

・三井住友トラスト・インベストメント(助言者:JPインベストメント)

・SMBCベンチャーキャピタル

・三菱UFJキャピタル

投資家からのコメント

・グロービス・キャピタル・パートナーズ パートナー 湯浅 エムレ 秀和氏

シリーズA、Bに続き、今回のシリーズCでも大きく投資させていただきました。前回ラウンドからの進展も素晴らしく、『CADDi MANUFACTURING』の海外展開、『CADDi DRAWER』の垂直立ち上げと、昨今の難しい市況のなかでも事業成長を加速させています。日本発グローバルスタートアップを生み出すことは日本の悲願ともいえます。トランザクションとSaaSという両輪のビジネスモデルを抱え、製造業という巨大な産業において世界に挑み続けるキャディの更なる飛躍を応援しています!

・DCM Ventures プリンシパル 原 健一郎氏

キャディは当初から行っている加工品製造事業に加えて、急速に成長するSaaSプロダクト、USでの展開という3つの複数事業を成功させている稀有なスタートアップです。とくに製造業という、物流や品質管理も必要となる複雑で難易度の事業を創業からたった5年で作り上げたこと、始めたばかりのSaaSを劇的な速度で成長させていることは驚嘆に値します。この複雑な事業を運営できているのは、加藤さん、小橋さんという類まれな経営者だけでなく、エンジニア、ファイナンス、コーポレート、物流、オペレーション、パートナーセールス、カスタマーセールス、全てに極めて能力が高くモチベーションも高いチームがいるからで、シードから投資している投資家として、素晴らしい組織だなと感じています。

・グローバル・ブレイン ジェネラルパートナー 立岡 恵介氏、ディレクター 松尾 侑紀氏

前回ラウンドから引き続きの投資となりますが、キャディは既存事業である『CADDi MANUFACTURING』の国内の成長だけではなく、新たに海外への展開や、新規に立ち上げたクラウドサービスである『CADDi DRAWER』の急成長など、これまでよりも更に急角度での成長を遂げてきました。マーケットプレイスとSaaSそれぞれで既に大きな成長を見せていますが、直近では2つのプロダクトが組み合わさることで、相乗効果も生まれ始めています。

今後はSaaS-Enabled Virtual Factoryとして巨大産業である製造業の供給を大きく変えていく企業になっていくことを期待しております。

・WiL パートナー 久保田 雅也氏

シリーズA、Bに続き、今回もしっかり追加投資させて頂きました。急成長する図面活用SaaS、そして米国でのグローバル展開など、成長が複線化し厚みが増しています。デジタル化の波に立ちすくむ日本の製造業の未来は、その先頭に立って産業変革を推し進めるキャディの肩にかかっていると言っても過言ではない。やがて日本のスタートアップ史に名を刻むであろうキャディの成長に、これからも大いに期待しています。

・ジャフコ グループ株式会社 投資部 清田 怜氏

キャディは創業以来、製造業の受発注プラットホームである『CADDi MANUFUCTURING』事業を着実に成長させてきました。その中で培ったインサイトをもとに、図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』をリリース。リリース間もない段階から多くの引き合いを受け、急速に伸ばされています。また国内に留まらず、グローバルでのサプライチェーン構築に取り掛かり、私も確かな手ごたえを感じ始めています。「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というビジョンを掲げ、日本発のグローバルプラットホームを目指すキャディのチャレンジに今後も期待し、応援していきます。

・Minerva Growth Partners 創業パートナー 長澤 啓氏、村島 健介氏

キャディの部品調達プラットフォーム『CADDi MANUFACTURING』は日本の「モノづくり」をDXし、テクノロジーを用いてサプライチェーン全体の歪さを改善するイノベーションを実現しています。今後は『CADDi MANUFACTURING』の海外展開に加えて、SaaS事業である『CADDi DRAWER』成長の可能性にも大いに期待しています。日本の製造業に占める調達コストは120兆円。Minerva Growth Partnersはこの広大な市場に挑むキャディのチャレンジをサポートし、中長期的に株主として伴走していきたいと考えています。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント1件