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製品およびサービスレベルのESG評価プラットフォームを展開するaiESG、シードラウンドで約1.5億円の資金調達を実施

製品およびサービスレベルのESG評価プラットフォームを展開するaiESG、シードラウンドで約1.5億円の資金調達を実施

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世界初・製品レベルでの人権社会評価を実現する株式会社aiESGは、国内トップティアのVCであるジャフコ グループ株式会社が運営する投資事業有限責任組合、みやびベンチャーズ株式会社を引受先とした第三者割当増資により、シードラウンドにて約1.5億円の資金調達を実施した。調達した資金をもとに、主にプロダクト開発、マーケティング投資、採用・組織体制の強化に注力するという。

資金調達の背景

近年、企業におけるESGへの取組みの重要性が増している。日本政府からは、2020年10月に「カーボンニュートラル宣言」が発表され、2023年4月には公共調達において人権侵害を把握し改善することが事実上の要件とされた。しかしながら、人権を含む社会影響を製品レベルで評価するには、グローバルサプライチェーンを通した広範に亘る試算が必要となる。そこで多様な項目において社会影響を如何にして試算し、全世界のESGリスクを把握するかが企業の課題となってきた。

そのような中で、同社は、長年に亘る九州大学でのESG研究の成果を元に、世界初となる製品およびサービスレベルのESG評価プラットフォーム「aiESG(アイエスジー)」を開発した。同社はESG分析を通じて企業価値の向上に貢献するという。

資金調達概要

・調達金額:1億5510万円

・調達方法:第三者割当増資

・引受先(敬称略):

・ジャフコV7投資事業有限責任組合

・ジャフコSV7-S投資事業有限責任組合

・みやびベンチャーズ株式会社

・資金用途:プロダクト開発、マーケティング投資、採用・組織体制の強化

引受先コメント

ジャフコ グループ株式会社 パートナー/西日本支社長 高原瑞紀氏

ジャフコ グループ株式会社 プリンシパル 田路康祐氏

企業が作り出す「豊かさ」はいったいどのように測るべきなのでしょうか。純粋な業績成長だけで企業価値を測る時代は終わりを告げつつあり、SDGsに代表される人権・資源環境・貧困といった社会課題の解決を金銭的な価値に置き換え、企業価値の成長に結びつけることは、企業活動において不可逆な潮流です。

aiESG社の出身母体となる九州大学馬奈木研究室は、SDGs達成に向けた活動が生み出す社会的価値の可視化を研究する国内随一の実績を持つ研究室です。その研究室を率いる馬奈木教授が、ESG評価プラットフォーム「aiESG」の展開を、「研究室」ではなく、あえて「会社」という形態を選択した想いに強く共感し、今回ご出資をさせて頂きました。

馬奈木研究室が掲げるビジョンに、「数値の先に、人々のウェルビーイングを見つめる」というものがあります。初めて目にしたとき、ベンチャーキャピタルとしても大事にするべき考え方だと強く印象に残りました。当事者の一員として、aiESG社のビジョンの達成に向けて全力で取り組んでまいります。

みやびベンチャーズ株式会社 代表取締役 井上恒一氏

会社設立から伴走させていただき、まずは最初の資金調達が成功できたことを嬉しく思います。日本のESGを世界基準に引き上げる存在として、また九州大学の研究成果の社会実装を加速させる存在として、aiESG社の大きな成長を期待しています。

株式会社aiESGについて

同社は、製品およびサービスレベルのESG分析を通して、持続可能な社会の実現を目指す九州大学発のスタートアップ企業。国連報告書代表など国際的・学術的な長年のESG研究成果を元に、サプライチェーンを全て遡ったESG評価プラットフォーム「aiESG」を提供している。

株式会社aiESG 代表取締役 馬奈木俊介氏からのコメント

この度、ジャフコ グループ株式会社様、みやびベンチャーズ株式会社様から出資をいただき、ESG評価プラットフォーム「aiESG」を展開出来る運びとなりました。私たちは、製品・サービスレベルのESG評価をすることで、サプライチェーンおよび投入財のESGリスク検証、IR等の対外説明への活用やブランディングなど、様々な形で企業様に貢献できると考えております。さらにその先にある持続可能な社会の実現も見据えて、当社事業の拡大をさらに加速させて参ります。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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