デイトナ・インターナショナル×長野県鳥獣対策室 | 共同開発による鹿肉を使ったカレー缶詰「ジビエフリーク」により長野県の「鹿肉販売量」が過去最高額へ
株式会社デイトナ・インターナショナルは、2021年10月に長野県鳥獣対策室(旧:長野県ジビエ振興室)と手を組み、鹿肉を使ったカレー缶詰「ジビエフリーク」を発売した。その結果、2021年の長野県 鹿肉販売量は前年の2倍以上となり、販売額は過去最高の数値となった。
「出店地域の課題を魅力に」長野県鳥獣対策室との協業
長野県内の課題として、高齢化によるハンターの担い手不足と被害規模が深刻化する「獣害問題」に着目し、地域や行政と協力体制を組み、ジビエを魅力へと転じるプロジェクトの一環として、ジビエの喫食機会がない若年層に向けて企画。
手軽にジビエが食べられる商品開発と獣害に対する認知向上に向けて、缶詰の発売時に期間限定イベントや動画制作、フリーペーパーの発刊を実施し、県内だけでなく日本全国に向けて多角的な発信を行ったところ、「ジビエフリーク」を行った令和3年の長野県 鹿肉販売量は前年の2倍以上となり、販売額は過去最高の数値となった。
※参考:農林水産省 野生鳥獣資源利用実態調査
長野県にとって課題のひとつである県内の農林業被害額は、7億3千万円(シカのほか、イノシシ、サル、鳥類、その他鳥獣による被害合計)(出典:長野県鳥獣対策室令和3年度速報値)。「ジビエフリーク」を行った2021年の長野県 鹿肉販売量は前年の2倍以上となり、2020年 56,377kg(12,121万円)→2021年 98,717kg(30,497万円)と、販売額も過去最高の数値となった。(鹿肉販売実績 農林水産省統計)
今後の展望として、デイトナ・インターナショナルでは「獣害問題」へのアプローチだけでなく、株式会社UPDATERと協業した再生可能エネルギー「フリークス電気」プロジェクトを通じて、長野県内の「耕作放棄地」の解消を目的とする施策なども推進するという。
販売量増加に向けて実施した施策
<認知拡大施策>
●コミュニケーションメディア「FREAK - ジビエフリーク版」フリーペーパーを発刊
●FREAK'S STORE長野店でのPOP UPイベント
●長野県立美術館でのピールオフ広告の実施(2021年10月16日~11月15日)
●地元飲食店18店舗でのジビエ料理を提供する「信州ジビエフェア」を開催(2021年10月16日、17日)
●プロモーションムービーの公開
<購入機会創出施策>
●ふるさと納税の返礼品として取り扱いを実施
●国内最大のサステナブルメディア「ELEMINIST(エレミニスト)」が運営する「ELEMINIST SHOP」にて販売
●FREAK'S STORE長野店での期間限定販売 ほか
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