BlueMeme×三井情報|ローコード事業で資本業務提携
株式会社BlueMeme(以下:同社)は、三井情報株式会社との間で、資本業務提携契約を締結した。
資本及び業務提携の目的
今日多くの日本企業では、労働力の減少に伴う経営効率化や生産性向上の推進等、将来の成長のためのデジタルトランスフォーメーション(以下、「DX」)推進基調の継続に加え、新型コロナウイルス感染症対策としてのリモートワーク推進のトレンドも重なり、IT投資の需要はますます高まっている。
一方で、同社及び三井情報の両社が属する情報サービス産業においては、技術者不足が継続した課題となっており、拡大する需要に対応する手段として、ローコード技術及びアジャイル手法の採用が急速に進んでいるという。
このような状況の中、同社グループではこれまでも、「最新技術を活用した次世代型の情報システム開発を実現し、日本企業の国際的な競争力を向上させる」というミッションのもと、独自の開発方法論「AGILE-DX」を用いたIT内製化支援サービスを提供し、利用者のビジネスアジリティの向上を可能とするDX支援事業を展開してきた。
しかしながら、今後も急速に高まると予想される需要に対応するには、同社グループ単独の枠組みを越えた取り組みが不可欠と判断し、2018年からの取引を通じ共にローコード開発及びローコード技術者育成に取り組んできた三井情報との資本業務提携契約の締結に至ったという。
資本及び業務提携の内容
(1)業務提携の内容
同提携を通じて、同社並びに三井情報は次のことに取り組んでいくという。
・三井情報は、同社が提供するローコード向けアジャイル開発手法「AGILE-DX」を活用し、三井物産グループをはじめとする国内企業に対するモダナイゼーション事業の提供を拡大する。
・三井情報が支援する三井物産グループ全体のDX推進に際し、ローコード開発に関する同社のノウハウを活用することで、短期間かつ少人数のシステム開発を実現するという。
・同社は、DXによるビジネス変革を実現するDXビジネス人材として、ビジネスとITを融合するビジネスアーキテクトの育成と提供を行う。
・同社は、短期間かつ少人数によるシステム開発を実現できるローコードエンジニアの育成と提供を行う。
三井情報は、日本を代表する企業グループである三井物産グループのDXを支える中核企業として、これまでもグループ内外の幅広い顧客に、その技術力と組織力を生かしたDX推進を支援するコンサルティングサービスや、SaaSを活用した基幹アプリケーションの構築・移行サービスを提供してきた。この三井情報の事業基盤に同社グループの有する次世代システム開発手法を融合させることで、同社グループの成長を加速させることができると考えているという。
同提携を通じて、三井情報が有する豊富なDX人材を同社グループの取り組みに融合し、ビジネスアーキテクト及びエンジニアリソースの拡充スピードを向上させることで拡大の見込まれるお客様のニーズに対応する。またこれにより、これまで同等あるいはこれを超える成長スピードを以て業績を拡大させることで、ローコード開発事業領域のリーディングカンパニーを目指すという。
(2)資本提携の内容
同日付で「株式の売出し、主要株主、主要株主である筆頭株主の異動及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ」を公表している。
今後の見通し
同資本業務提携に伴う2022年3月期の通期業績予想に対する影響は軽微だという。なお、同資本業務提携に伴う影響を加味した2023年3月期の連結業績予想は、今年5月に予定している2022年3月期の決算発表時に通知する。また、同資本業務提携に伴い同社グループの経営体制に変更が生じる場合は速やかに案内するという。
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