博報堂「ミライの事業室」がFUNDINNOと業務提携し、シードステージのスタートアップと連携強化
株式会社博報堂の広告事業を超えた新規事業開発を目指す「ミライの事業室」は、スタートアップとの連携を強化するため、株式投資型のクラウドファンディング等を通じて未公開企業の幅広い支援を行う株式会社FUNDINNOと業務提携契約を締結した。
日本におけるスタートアップの資金調達環境や支援環境は年々進化を遂げているものの、未だ資金調達や協業相手のマッチングがスムーズに進んでいるとは言い難い状況にある。また社会や生活者の課題を本質的に解決し、新たな価値を創造するためには、スタートアップとの協業や連携が不可欠だという。
FUNDINNOはスタートアップに関する情報量と評価力を強みとしている。FUNDINNOとの業務提携を通じて、博報堂はFUNDINNOから将来性のあるシードステージのスタートアップの選定と紹介を受け、自社で推進する事業との連携や、博報堂が有する企業・メディアネットワークとのマッチング支援などを行い、シード期にあるスタートアップと事業共創を行っていくという。
まずはウェルビーイング領域における事業共創から開始し、ウェルビーイングテック関連スタートアップとの新たな事業づくりに取り組む。今後も、共創テーマ領域を拡張しながら推進していくという。
ミライの事業室では、「チーム企業型事業創造」という独自のコンセプトのもと、多様なパートナーと連携して、生活者にとって価値ある新規事業の創造に取り組んでいる。社会・生活者の課題を本質的に解決するには、先端テクノロジーなどの独自のアセットやイノベーションに挑戦し実現する原動力を持ったスタートアップとの協業・連携の強化が特に重要であると考えている。
この考えから、ミライの事業室内にスタートアップとの協業・連携を推進する専門チーム「Hakuhodo Alliance One」を設置した。今回のFUNDINNOとの取り組みも「Hakuhodo Alliance One」が推進するという。
ミライの事業室では、今回の取り組みを通じて、スタートアップや大学、中小企業などがもつ多様なアセットと博報堂の自社事業、クライアントとの共創事業など様々な新規事業を掛け合わせて推進することで、「チーム企業型事業創造」をさらに進化させ、新たな産業や社会の創造に挑戦していくという。
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