クラウド郵便サービス「atena」、シリーズAラウンドで1億2,500万円の資金調達を実施
会社に届く郵便物を自宅から管理できる、クラウド郵便サービス「atena（アテナ）」を提供する株式会社N-Technologies（以下：N Inc.）は、千葉道場ファンドをリード投資家として、千葉道場ファンド・Scrum Ventures・Coral Capitalを引受先とする第三者割当増資により、シリーズAラウンドで1億2,500万円の資金調達を実施した。2021年9月のプレシリーズAラウンド以来3回目の資金調達で、N Inc.の累計調達額は2億5,500万円になる。
資金調達の背景と目的
「⾝近な⼈から、だれもが「しあわせ」になれる社会をつくる」をミッションとするN Inc.は、今回の調達による資金を「atena」のマーケティング活動とオペレーション投資の強化に充て、事業の成長スピードを加速したいと考えている。今後もN Inc.は、郵便物のための出社から社会を解放し、リモートワークの推進や新しい働き方の実現に寄与していくという。
引受先からのコメント（順不同）
■千葉道場ファンド キャピタリスト 廣田航輝 氏
前回出資時からの事業の進捗、プロダクトの進化を千葉道場ファンドとして間近で見ており、今回こちらから追加出資を申し出させていただきました。紙自体をなくすのではなく、紙と共存してペーパーレスを目指す「クラウド郵便」という文化を広め、新しいデジタルファーストなプロダクトを展開していくN Inc.を今後も応援していきたいと思います。千葉道場ファンドとしても白髭さん・北方さん、atenaチームの挑戦をサポートしていきます。
■Coral Capital 創業パートナー 澤山陽平 氏
CoralとしてN Inc.に出資するのはこれで３回目になります。最初期の頃から変わらぬ安定感のある経営陣と、一方で、BtoBに大きく広がりつつあるatenaやatena Cloudの進捗を見てきました。彼らがリアルとデジタルの接点として重要な立ち位置を占める、インフラのようなサービスになっていくと確信しています。
■スクラムベンチャーズ プリンシパル 黒田健介 氏
DXやコロナ禍により働き方が変化する中でも、依然重要なコミュニケーションツールとしての地位を占め続ける「郵便」。オペレーション構築やサービスの信頼性担保がハードルとなりDXが進みづらかった領域において、「atena」及び「atena Cloud」は急速にその実績を伸ばし続けています。白髭さん・北方さんをはじめとするN Inc.の成長を、スクラムベンチャーズとしても全力でサポートしていきたいと思います。
atenaについて
■atenaの特長
「atena」は、会社に届く郵便物を全て電子化することで、PCなどの端末から郵便物の内容を閲覧できるサービスであり、リモートワークが進む昨今、「郵便物の確認」のためだけの出社から社会を開放するクラウドサービス。郵便物の受け取り・管理・スキャニング・不要な郵便物の処理などの作業を、全てシステムで一元管理することが可能。
また、セキュリティ対策も万全に構築しており、国際認証規格である「ISO/IES 27001:2013」の取得、生体認証に守られた環境の整備などを行っている。現在までに国内外の上場企業やスタートアップ企業、税理士事務所などで導入が進んでいる。
「請求書のための出社をゼロに。作業時間が100分の1以下に大幅短縮」（株式会社ZOZO）、「atenaは一番身近なDX。どの企業にも届く郵便物で、操作も簡単で導入ハードルも低い」（フォースタートアップス株式会社）などの反響を多く受け、完全リモート化に成功したクライアントが増えているという。またエンタープライズ企業向けには、「atena Cloud」 https://cloud.atena.life/ を開発し、導入されているという。
※「atena」のシステムは特許出願中（特願2021-145567、特願2021-145568）
関連リンク：プレスリリース
