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海洋DXを推進するMarindows、シードラウンドで2億円の追加資金調達を実施

海洋DXを推進するMarindows、シードラウンドで2億円の追加資金調達を実施

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Marindows株式会社は、シードラウンドで総額約2億円の追加資金調達を実施した。引受先は井本商運株式会社、東京汽船株式会社、古野電気株式会社、三菱造船株式会社を含む合計5社。

今回の資金調達により、同社が内航海運向けに提供する3つのコア事業、

1.船員働き方改革

2.船員と船舶の安全向上

3.船員の健康向上

を実現させるための各種ソリューション開発を加速させると同時に、優秀な人財獲得に向けた積極投資を行なっていくという。

また、出資者である日本を代表する造船会社、舶用機器会社、オペ、船主、管理会社との事業シナジーを活用することで、さらに各種サービスの使い勝手向上と、価格低廉化を加速させていく。

創業と資金調達の背景

島国日本の基幹物流として、国内貨物輸送のおよそ45%を担う内航海運は、

1.船員高齢化による人材課題

2.船舶の事故増大とういう安全課題

3.地球温暖化への対応に伴う環境課題

という解決困難な3つの大きな課題が同時多発的に直面している。これらの課題を解決しようとする取り組みは個々に少しずつ始まってきたが、それぞれの課題が複雑に絡み合っているため、取り組みは必ずしもうまく進んでいない。

その複雑に絡み合った課題を解決するためには、これまでの様な取り組みだけではなく、その課題に直面している企業や、その課題を解決する技術・サービスを持つ企業が集まり一元的に解決することが求められているという。

同社は、その課題を持つ企業と課題を解決に取り組む企業が集結して設立された。各企業が持つ課題を抽出・分析し、株主を始めとしたパートナー企業が持つノウハウやサービスを集約させ、更には最新のITテクノロジーを用いることで、「誰もが、リーズナブルな価格で、確実に」使えるDXソリューション提供を実現し、内航海運が抱える課題を徹底的に解決していくという。

今回新たに加わった井本商運株式会社、東京汽船株式会社、古野電気株式会社、三菱造船株式会社は、実際に課題を持つ当事者企業であるだけでなく、長年海事産業を支えてきた技術やノウハウを有し、また、社会そして業界の課題解決をテーマに掲げていることから理念が一致し、同社からの出資・支援を得る運びとなった。

このような取り組みを重ねながら、内航海運の課題解決と同時に、人がより集まり、人がより輝けるような、魅力的で楽しい業界の未来を創っていくという。

調達資金の主な使途

今回の資金調達を得て、次の2点に重点を置き、事業展開を推進していくという。

1.サービス開発

2.人財の採用


<サービス開発について>

内航海運が喫緊で解決を求めている次の3点を解決するためのサービスを、本年10月からの開始に向けて開発を加速させていくという。

1) 船員働き方改革

船員向けに最適化された業務サポート端末を展開する。

同端末は、スマホを操作するように年齢やスキルに関わらず誰でも簡単に使えることに徹底的に拘ったという。

来年度から施行される改正船員法で求められる労務管理アプリを備えており、勤怠入力・勤怠管理をトコトン簡単にできるUI/UXを備えている。

2) 船員と船舶の安全向上

通信機能を有し、ネットワークと連携することで安全性と利便性が格段に向上した、内航標準ドラレコと、内航標準ポータブル電子海図をリーズナブルな価格で配布する。

このドラレコと電子海図によって、船舶は今よりも遥かに高い次元での安全性確保ができるだけでなく、船主やオペの業務との連携を強化することで、船主・オペ業務の効率向上にも繋げていくという。

3) 船員の健康向上

遠隔診察、遠隔処方、ストレスチェック、デジタル船員手帳連携を備えた、船員の健康を守るためのサービスを提供する。

船員の医療格差を徹底的に解消することで、船員の労働環境を向上させるという。

Marindowsが提供する船員向け業務端末には、上記の各種サービスに加えて、今後も便利な機能を続々と提供していく予定だ。

また、本年後半からサービス開始予定の衛星ブロードバンド通信の普及を加速させるための取り組みも進めている。こちらは改めてその概要を発表するという。

<人財の採用について>

エンジニアはもちろんのこと、セールスやコンサルタント、コーポレート部門、PR部門まで、事業拡大に向けた優秀な人財を業界内外から広く募集していくという。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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