Pathfinder×あいおいニッセイ同和損保 | ドライバーの安全運転促進に向けた実証実験を開始
片道専用レンタカーマッチングサービスを展開するPathfinder株式会社とMS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、スマートフォンに内蔵されたセンサーで運転挙動を検知、スコアリングするテレマティクス技術を活用し、レンタカーを利用するドライバーの運転挙動に応じてインセンティブを還元する実証実験を2月より開始する。
実証実験の背景
レンタカーの利用に際しては、不慣れな道路の走行や乗り慣れない車両を運転するケースが多く、レンタカーはマイカーと比べて事故が発生する頻度が高い傾向にある。その結果、万が一事故が発生した際にドライバーが怪我を負ったり、レンタカー事業者が修理費や営業損失などの負担を強いられるケースがあるため、「安全・安心な移動の創出」がドライバー、レンタカー事業者の双方から求められている。
今回、Pathfinderとあいおいニッセイ同和損保は、レンタカーを利用するドライバーにも「安全・安心な移動」の提供を目指し、ドライバーの運転挙動に応じてインセンティブを還元することで安全運転を促す実証実験を開始する。
実証実験について
■概要
Pathfinderが提供する片道専用レンタカーマッチングサービス”Simpway”を利用するドライバーへ、あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス技術を提供し、算出された運転スコアを基に、コンビニ等で利用可能なクーポン券を付与することで、危険挙動削減等の行動変容を促す。また、併せてあいおいニッセイ同和損保は新たなモビリティサービスにテレマティクス技術を活用することによる利用客の利便性・有用性を検証する。
■期間:2022年2月下旬以降
対象者:Pathfinderが提供する片道専用レンタカーマッチングサービス“Simpway”の利用者
場所:“Simpway”の当初サービス提供路線である「東京-大阪路線」
■実証実験イメージ
■目指す効果・狙い
・レンタカーを利用したドライバーの運転挙動取得と事故削減効果の検証
・上記データをドライバー間で比較することによるサービス利用時の割引インセンティブ検討
・長距離運転時の運転特性の時系列変化データ取得による安全度向上に向けたアクション検討
■今後の展開
Pathfinderは、同実証実験の結果を基に、クーポンの付与に留まらず、22年中を目途に片道専用レンタカーマッチングの利用料金へ運転挙動を反映させることを目指す。
あいおいニッセイ同和損保は、レンタカーにおけるテレマティクス領域の有用性を検証し、将来的に国内外のレンタカー事業者へのテレマティクス自動車保険やサービスの提供を目指す。
両社はこれらの取り組みの推進により「よりニーズに沿った片道レンタカーサービスの提供」・「安全・安心な移動の創出」の実現や、レンタカー事業者の事業費削減など、多方に渡りメリットのある事業を創出し、より利便性の高い社会の構築を進めていく。
▲参考:片道専用レンタカーマッチングサービスについて(イメージ図)
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