森トラスト×Looop | 業務提携契約を締結、太陽光発電所の取得にあたり総額350億円の投資枠を設定
森トラスト株式会社は、太陽光発電所の取得によって再生可能エネルギー事業を拡大するべく、再生可能エネルギーの開発から運営、販売までの全てを一気通貫で手掛ける株式会社Looopと、2022年1月14日に業務提携契約を締結した。今後、森トラストとLooopは協働で、太陽光発電所の取得、ならびに取得した発電所の発電効率向上のバリューアップなどを推進していくという。
業務提携に至った背景
2021年に改定された日本の温室効果ガス削減目標の実現に向け、再生可能エネルギーの更なる普及が求められている。森トラストグループは、2012年より持続可能な都市の実現に向けたエネルギー供給基盤の構築を目的として再生可能エネルギー事業を始動し、福島県、滋賀県の遊休土地を活用した太陽光発電所を整備してきた。
また、2021年には持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させるべく、同社グループのサステナビリティ推進ビジョンを策定。使命の一つに「再生可能エネルギーの使用・普及、および安定的供給の拡大」を掲げている。
森トラストは今後、再生可能エネルギー事業の拡大に向けて総額350億円の投資枠を設定し、固定価格買取制度(FIT)認定を受けた太陽光発電所の取得を推進していく方針だ。政府の掲げる2030年度の電源構成では、再生可能エネルギーのうち太陽光の割合が最も高く設定されている一方で、現在太陽光発電所の開発に適した場所は減少傾向にあり、既存の太陽光発電所の発電能力を高めることが求められている。
今後の展開
今回の業務提携を通じて、Looopと協働で太陽光発電所の取得を推進し、太陽光パネル等の機器の補修・交換などを通じて発電量の改善を行うことで、再生可能エネルギーの安定的供給に貢献する。
森トラストはコーポレートスローガン「Create The Future」のもと、新たな時代に適応した柔軟な発想とアプローチで、既存のビジネスにとらわれない未来を見据えた事業を推進し、経済・環境・社会の共生に向けた社会課題の解決を目指していく考えだ。
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