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SheepMedical×JPA | 業務提携を開始、簡易で効果的な「インソール型矯正装具」の開発推進へ

SheepMedical×JPA | 業務提携を開始、簡易で効果的な「インソール型矯正装具」の開発推進へ

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SheepMedical株式会社とジャパン・ポダイアトリー・アソシエーション(以下、JPA)は、アスリートに対し、足を中心としたバイオメカニカルなサポートを共同で行う業務提携を開始する。主にインソール型矯正装具によって、体軸のバランスを劇的に整えることで、アスリート生命に関わる全身の怪我の予防のほか、選手本来のパフォーマンスを高める一助につなげる。あわせて、日本の足の健康リテラシー向上のため、コンセプトサイト「足とカラダの研究所」を立ち上げたという。

業務提携に至った背景

SheepMedicalは、メドテック分野においてバイオメカニクスに基づく技術を活用したモノづくりを行う企業だ。精密の高いデータ取りから正しい活用を導き出す分析までを一貫して行うことで、イノベーティブな商品を世に生み出してきた。また、近年では歯と足の位置と体軸との関連性について着目し、バイオメカニクスを活用した体軸の調整・矯正分野に力を入れて研究を続けている。

一方、JPAは米国のバイオニクスに基づく足病学の手法で医療用インソール型矯正装具の製造・販売を行っている会社。ニュートラルポジション(身体の骨、関節、筋肉、靭帯などへの負担が最小限で運動機能や循環機能の働きが円滑に発揮しやすい状態)時における土踏まずの高さをインソール型矯正装具で調整することで、足圧を分散するほか、足の骨のアライメントを整えることで、身体の中心軸や骨盤の位置などの改善に大きく貢献できることがわかっているという。

JPAの代表取締役である李家中豪(りのいえ・ちゅうごう)医師は、1994年に米国足病外科専門医として開業。南カリフォルニアメソジスト病院の足病外科部長として活動する傍ら、足のスペシャリストとして米国を中心に、足装具を利用した治療や創傷のケアなどを精力的に展開。日本の足病学の発展に大きく寄与している人物だ。アメリカではインソール型矯正装具の開発者としても知られ、その道の第一人者といえる。

本業務提携では、日本バイオメカニクス分野における分析と開発のトップクラスがコラボレーションし、今までになかった簡易で効果的なインソール型矯正装具の開発を進めていくという。まずはアスリートにおける競技時の身体の保護と、選手本来のパフォーマンスを同時に行えるインソール型矯正装具をJPAと共同開発する予定だ。また、それらの技術を応用した子供向け、一般人向けのインソールも開発、販売を目指すという。

コンセプトサイト「足とカラダの研究所」を開設

本業務提携に合わせて、SheepMedicalでは、日本のバイオメカニクスに基づく足病学のリテラシーを向上させるべくコンセプトサイト「足とカラダの研究所」を立ち上げたという。

米国を中心とした欧米で専門資格職として定着している足病医制度だが、日本では未だに確立されていない状況だ。そのため、足を含む体軸に関するバイオメカニクスの知識がほぼ医師のリテラシーに任されている状態になっており、大きく普及しているとは言い難い状況。結果、医師・看護師などの専門職はもちろん、一般人に対しても十分な足の教育が行われておらず、足病に関して軽視されている。

本コンセプトサイトでは「足の健康を通してバイオメカニクスの基本を正しく伝える」ことを目指し、身体の軸との関わりや靴の合わせ方、日々のケア方法などを中心に記事化する予定だという。これらの知識普及を通して、足の病気や足からくる疾患、不調に対しての「一次予防」に貢献したい考えだ。

※関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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