AirX×京急電鉄 | 資本業務提携、新しい空の交通市場を見据え、スカイポート(空の駅)設置などを検討
株式会社AirXと京浜急行電鉄株式会社、および株式会社サムライインキュベートは、「空」を舞台とする新しい交通の形づくりを目指し、AirXと京急電鉄が資本業務提携に関する契約を締結したことを発表した。
資本業務提携に至った背景と今後の展望
AirXと京急電鉄はこれまで、エアモビリティを活用した観光プランの実現および三浦半島の回遊性向上を目的とする「SKY RESORT MIURA」プロジェクトを実施し、その中では、風光明媚な三浦半島地区における遊覧旅行および宿泊付き商品の開発などの実証実験を行ってきた。
今回の出資を通じて両社の関係性を強化し、共同で東京・船橋・横浜エリアと三浦半島を結ぶヘリコプター路線の開設や、ヘリポートの運営事業を行うことで、新たな観光の創出を図っていく考えだ。同時に、サムライインキュベートは、継続して事業化に向けた伴走支援を行っていくという。
また、中長期的には、京急電鉄が「成長トライアングルゾーン」と位置付ける拠点である品川・羽田・横浜地区へのスカイポート(空の駅)の設置や、「空飛ぶクルマ(eVTOL)」などの商用化についても検討を進め、空を観光だけではなく、移動手段とするような新たな交通の形づくりを目指す構えだ。
▼京急電鉄 AirX サムライインキュベート
▼ヘリコプターから見える三浦半島エリアの街並み
株式会社AirX とは
株式会社AirXは、2023年以降訪れる「空の移動革命」を見据え、空の交通デジタルプラットフォームを開発するテクノロジー企業だ。遊休ヘリと着陸地の独自データベースに基づく国内唯一のヘリ手配オンデマンドシステムを構築し、ヘリの即時予約と運賃の低価格化を実現した。現在、ヘリのチャーターサービス「AIROS(エアロス)」「AIROS Skyview(エアロススカイビュー)」を運営。次世代航空機の登場によるエアーモビリティ市場の急拡大を視野に、空の交通を最適化していくことを目指す。
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