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センシンロボティクス × サンフロンティア不動産 | 不動産業界の生産性の向上・働き方改革を目指し、資本業務提携

センシンロボティクス × サンフロンティア不動産 | 不動産業界の生産性の向上・働き方改革を目指し、資本業務提携

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ロボティクス×AIで社会課題の解決を目指す株式会社センシンロボティクスと、東京都心に特化した不動産再生事業を手がけるサンフロンティア不動産株式会社は、不動産業界における生産性の向上・働き方改革を目指した攻めのデジタルトランスフォーメーション(DX)に関し、資本業務提携したことを発表した。

資本業務提携の概要

両社は、センシンロボティクスが運用する現場の情報を360°パノラマVRで管理できるクラウドアプリケーション『SENSYN 360』と、サンフロンティア不動産が持つ都心・中小型オフィスビルに関する現場ナレッジを掛け合わせ、建設、プロパティマネジメント、ビルマネジメント領域における遠隔管理コラボレーションツールを共同開発する。

さらには、センシンロボティクスの高度なAI技術と、サンフロンティア不動産が保有する膨大な不動産の各種点検履歴を活用したAI開発を行っていく考えだ。両社の提携により、不動産関連事業の現場における非効率な工数を削減し、生産性向上に資するとともに、デジタル技術を最大限に活用することで、ビルの仕入から商品化、販売までの事業期間の短縮化を目指すという。

なお、資本提携においては、センシンロボティクスが第三者割当増資により新株式を発行し、サンフロンティア不動産がその総数を引き受ける。

▼『SENSYN360』画面イメージ


改修工事のBefore・Afterの写真履歴を管理することで、社内での情報共有が迅速に行える。また、改修工事完了後も『SENSYN360』を活用し、工事履歴の管理を適切に行うことができ、誰もが容易に確認、活用できる仕組みを構築する。

資本業務提携の背景

サンフロンティア不動産では、中期経営計画における成長戦略上の重視するポイントとして、デジタル化の推進を掲げている。不動産に携わる各事業において、独自で保有するデータを活用した営業戦略の立案と実行、業務の効率化に加え、新技術の活用、変化する事業環境への迅速な対応など、ビジネスモデルの変革に注力している。

このような中、プロパティマネジメント領域においては、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)を中心に400棟を超える管理物件のさらなる受託拡大に向け、生産性と品質の向上が急務となっている。また、建設領域においても現場の進捗管理の効率化、建設からプロパティマネジメントまで一貫した情報共有と連携力を強化したい狙いがあったという。

センシンロボティクスは、データ収集・蓄積・分析、そして利活用のためのアプリケーション開発までを一気通貫で提供できることを強みとしている。一方、サンフロンティア不動産は、売買仲介、賃貸仲介、ビル管理、建築企画、滞納賃料保証、資産コンサルティング、資金調達相談など、不動産活用のお困りごとを解決する機能を内製化し、チームワークで不動産再生事業に取り組んでいることを強みとしている。この、両社の強みを生かした強力な連携により、業務検討・開発・検証のサイクルを短期間で回し、無理なく運用でき、かつ効果的なデータ活用のあり方を追求する。

本提携で目指すこと

両社で構築した不動産業界向けのソリューションの販売を見据え、コラボレーションツールの開発にとどまらず、オフィスビルからマンションをはじめとした新規領域への展開を目指す。また、両社の人材交流を定期的に行なうことにより、ロボティクス技術と不動産ナレッジを掛け合わせたDXの推進を目指していく考えだ。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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