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伊藤忠商事×スキャン・エックス|業務提携により金属資源分野における鉱山操業のデジタル化に参画

伊藤忠商事×スキャン・エックス|業務提携により金属資源分野における鉱山操業のデジタル化に参画

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レーザーやLiDARなど各種機器で取得した3D点群データをオンラインで高精度なクラス分類・解析が出来るソフト「スキャン・エックスクラウド」を提供するスキャン・エックス株式会社は、伊藤忠商事株式会社と業務提携した。伊藤忠商事が推進する金属資源分野における鉱山操業の効率化、安全性向上等を目的としたデジタル化(DX化)において、「スキャン・エックスクラウド」が採掘現場のモニタリング効率化や精度向上による安全性改善に貢献する。

同業務提携により、「スキャン・エックスクラウド」で、鉱山で取得した3D点群データの自動フィルタリング、採掘計画と現況比較による進捗管理、採掘鉱物の土量計測、作業車両接触事故防止のための業務用道路の安全解析などを行う予定だという。

▲上写真:「スキャン・エックスクラウド」点群処理画面

「スキャン・エックスクラウド」は、高度なクラス分類機能によってノイズ除去、地表面抽出を自動処理し、3D点群データを素早く解析出来る。等高線やTINを簡単に生成、設計データとの比較、結果共有リンク発行までを一気通貫で実行可能。必要なのはインターネットとブラウザだけで、複数現場のデータを複数ユーザーで同時に処理出来、作業時間の効率化も図ることができるという。

また、ニーズに応じた高度な解析にも対応しており、水流シミュレーションや樹木セグメンテーション、BIM/CADモデル作成など、3D点群データの活用が進む様々な産業に向けた開発も行なっている。

会社概要

スキャン・エックス(株)は、海外スタートアップで働いていた日本人とオーストラリア人が偶然出会い、2019年に設立したスタートアップ。世界中の鉱山、建設現場、オイル・プラントを3Dデータ化してきた同社は、各種機器で取得した3D点群データをオンラインで高精度なクラス分類・解析が出来るソフト「スキャン・エックスクラウド」を提供している。スマートシティ推進にあたって、国土交通省もデジタルツインの実現化を目指すなど、3D点群データの活用はますます期待されている。産業別の高度な点群解析など、顧客の要望に応じた解析も行っている。

少子高齢化やコロナ禍のニューノーマルに合わせて建設現場の働き方も変化していくため、「スキャン・エックスクラウド」は利用者の声を反映し、進化していくという。ソフトを提供する側と利用する側ではなく、利用者と共に、3D点群データの活用の幅が広がるよう取り組んでいる。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部