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話題の「ノーコード」はなぜ、スタートアップや新規事業担当者にとって有力な手段となるのか?

話題の「ノーコード」はなぜ、スタートアップや新規事業担当者にとって有力な手段となるのか?

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新規事業やオープンイノベーションのプレイヤーやそれらを実践・検討する企業の経営者はTOMORUBAの主な読者層ですが、こうした人々は常に最新トレンドをキャッチしておかなければなりません。そんなビジネスパーソンが知っておきたいトレンドキーワードをサクッと理解できる連載が「5分で知るビジネストレンド」です。キーワードを「雑学」としてではなく、今日から使える「知識」としてお届けしていきます。

第2回となる今回のテーマは、各種メディアで取り上げられることも多くなっている「ノーコード」です。ノーコードという語感から「コードを書かずに何かを作れる」ということはわかりますが、どのようなユースケースがあり、なぜ話題となっているのでしょうか。もしあなたがスタートアップや新規事業担当者なら、ノーコードを知ることで戦略のオプションが増えるはずです。 

ノーコード(NoCode)とは、ソースコードを書かずにソフトウェアやウェブサイトを作れるツール

ノーコードは、文字通りソースコードを書かずにソフトウェアやウェブサイトを作れるツールのことです。まずは、一般的に言われている特徴やメリット・デメリットを簡単に解説していきます。

エンジニアでなくても開発ができる

ノーコードが話題を集めている要素のうち、最も注目されているのは、エンジニアでなくてもソフトウェアやウェブサイトを構築できる点です。これまでは、新規でウェブサイトを構築したい場合などは、自社のエンジニアリソースで対応するか、外注するケースが大きな選択肢でした。しかしノーコードの普及によって、第3の選択肢が現れたことになります。

利用しているノーコードツールがサービス終了するリスクがある

これはノーコードに限ったことではありませんが、利用しているプラットフォームがサービスを終了してしまうのは大きなリスクです。ノーコードで作ったサービスを中長期的に運営していくならば、プラットフォームが終了してしまった時のアクションを考えておくのが無難でしょう。

ノーコードは既存業務のDXの手段として活用できる

エンジニアでなくても簡単なウェブアプリなどを開発できるため、既存業務を効率化するDXの手段としてノーコードは有効です。わかりやすい例だと、小売店がShopifyBASESTORESなどのノーコードツールを活用してオンラインショップを開設する流れはコロナ禍で加速しています。

また、タスク管理や社内WikiをNotionTrelloといったツールでオンライン化する企業も増えています。

※ここで紹介したツールはソースコードを書いて構築することもできるので「ローコード」と表現されることもあります。

スタートアップ、新規事業担当者としておさえておくべきノーコードのポイント


ここまで一般的に言われるノーコードの特徴を紹介してきましたが、ここからはスタートアップや新規事業担当者が知っておきたいノーコードのポイントを解説します。

コストをかけずにMVPの開発が可能

現在、スタートアップや新規事業にとって最低限の機能だけ実装したプロダクト、いわゆる「MVP(Minimum Viable Product)」はポピュラーな手段になってきています。ノーコードツールは細かい仕様を実現することが難しいケースもありますが、学習コストも少なく直感的に扱えるのが長所です。

この長所は、要件が少ないMVPを作ることに非常に適しています。MVPを低コストかつスピーディに作り上げ、少数のユーザーを対象にサービスを開始することで市場の需要やUI/UXの知見を得ることができるのです。

MVPを経たうえで、引き続きノーコードツールで運営を続けるか、汎用性を持たせるためにノーコードを利用しない形でアップデートするか、といった精度の高い事業判断ができます。

ノーコードであっても“エンジニア的な思考”は必要

注意が必要なのは、ノーコードでウェブサイトやアプリを開発するのは「誰でもできる」という意味ではないことです。もしもあなたがプログラミングができなくても、サービスが世に出てしまえば、ユーザーにとってあなたは“開発者”となります。エンジニア的な思考は持っておくことが必要で、知識や経験はあるに越したことはありません。

余談ですが、プログラミング言語には「高級言語」と「低級言語」があります。高級言語は記述が抽象的で人間が理解しやすいもので、低級言語は機械が直接読み取るもの、という意味があります。そういった意味では、直感的に開発できるノーコードツールは高級言語の延長とも言える代物かもしれません。

いずれにせよ、非エンジニアがノーコードで開発をするのは「学習コストの低いプログラミング言語を習得する」ことと言い換えられるでしょう。ですから少なからず参入のハードルはありますが、逆に考えるとウェブサービスやアプリの理解が深い非エンジニアにとっては新たな武器になり得ます。

【編集後記】フリーランスの新規事業スモールスタートにも最適

ノーコードのサービスは意外と身近にあって、長年多くのユーザーに親しまれているWordPressWixもノーコード(ローコード)と言えます。ビジネス番組や日経などで取り上げられて注目度が高まっていますが、今後も多くの場面で有効な手段となりそうです。

筆者はHTML/CSSの簡単な編集ができる程度の知識ですが、ノーコードツールのBubbleを使ってとあるサービスのMVPを開発した経験があります。感想としては「ほぼプログラミングだな」と思うほど難易度も高かったですが、そのぶん自由度も高いと感じました。自分一人だけで1ヶ月ほどでMVPを完成させられたので、すごいツールだと感激したものです。

フリーランスや中小企業にとっては、縁が遠いと思っていたプロダクト開発が身近になるはずですから、選択肢として念頭に置いておいてはどうでしょう。

(TOMORUBA編集部 久野太一)


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