富士通アクセラレーター アジアプログラム | 43カ国・200以上の応募の中から、スタートアップ5社を採択
これまで、日本国内の事業部や顧客を主なターゲットとして活動してきた富士通アクセラレータープログラムは、2020年度、その範囲を拡大し、富士通アクセラレーター アジアプログラムをスタートした。今回、『スマートファクトリーとスマートリテール』というテーマでの募集に対して、43カ国、200以上のスタートアップが応募。書類審査およびオンライン面談での選考・個別面談を実施した結果、スタートアップ5社を採択した。
今後、採択されたスタートアップ企業の技術や柔軟性、スピード感とアジア市場に展開する富士通グループ会社とをマッチングさせ、さらには採択企業の日本市場への展開を支援。日本市場のDX化へも貢献していく考えだ。
プログラムの開催目的
富士通アクセラレーター アジアプログラムの目的は、革新的なDX技術を持つ全世界のスタートアップの技術と富士通グループの製品やサービス・ソリューションを組み合わせて新たな価値を提供することだ。世界に先駆けて、DX適応への柔軟性と俊敏性を持つアジア市場で実証実験を行い、その成功事例を基に、日本市場への事業展開の支援と日本市場のDX化に貢献することを目指す。
富士通アクセラレーターアジア プログラム採択企業
(以下、アルファベット順・敬称略)
・会社概要:リアルタイムの製造データの取得や可視化、監視および分析するWebベースのコラボレーションプラットフォームを提供
・本社:中国 代表:Yuxiang Zhou
・会社概要:マシンビジョンとAIの融合で、精密製品の品質検査を素早く実施するソリューションを提供
・本社:台湾 代表:Hide Chao
・会社概要:音センサーやカメラなどのIoT機器とAIの融合で、マシンなど機械故障の予兆検知や生産ラインの製品品質検査のソリューションを提供
・本社:シンガポール 代表:Leon Lim
・会社概要:ネイティブモバイルアプリケーションの設備保全管理システム(CMMS)ソリューションを提供
・本社:タイ 代表:Sittikorn Nualrod
・会社概要:消費期限に応じて価格をリアルタイムに変えるダイナミックプライシングソリューションを提供
・本社:イスラエル 代表:Oded Omer
また、今回の発表に先立ち、プログラムパートナーであるUnknown Groupと協同発表を行った。リリース記事はコチラ。
富士通アクセラレーターとは
富士通アクセラレーターは、革新的なスタートアップの技術・製品と富士通グループの製品・ソリューション・サービスを組合せ、世の中へ新たな価値を提供することを目的としている。これまでスタートアップと100件以上の共創事業を生み出し、今回で9期目を迎えた。豊富な顧客基盤を持つ富士通の事業部門とのマッチングによる新たな事業機会の創出を目指している。
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