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パナソニック×柏原計器工業×吹田市 | 水道スマートメーターの共同実証実験に関する協定を締結

パナソニック×柏原計器工業×吹田市 | 水道スマートメーターの共同実証実験に関する協定を締結

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吹田市、柏原計器工業株式会社、パナソニック株式会社は、水道のスマート化実現に向けた水道スマートメーター実証実験に関する協定を締結したと発表した。2022年春より、吹田市と連携協定(※1)を締結しているSuita サスティナブル・スマートタウン(※2)の一部施設にて実証実験を開始する予定だという。

取り組みの背景

日本の水道事業は、人口減少などによる水需要の低下、施設の老朽化、省エネルギー化への社会的要請など、さまざまな課題を抱えている。安全かつ安定的な水道サービスを持続していくためには、水道事業のさらなる効率化に取り組む必要がある。そのような中、無線通信により水量データなどを自動で取得できる水道スマートメーターは、これまでの個別検針に替わるものとして期待が高まっている。こうした背景を受け、今回、水道にスマートメーターを取り付ける実証実験を行うことになったという。

実証実験の内容

実証実験では、吹田市が設置する水道メーターに、柏原計器工業がNIDD(Non-IP Data Delivery)通信方式(※3)によるLPWA(Low Power Wide Area)通信機器を設置、パナソニックがクラウドサービスを提供する。

水道スマートメーターによる自動検針の検証、漏水の早期発見など、リアルタイムで得られるデータを活用した水道事業の効率化のほか、使用実態の分析に基づいた住民サービスの提供など、新たなサービス・ソリューションを創出する。官民の共創により、健康・医療のまちづくりの推進、より良い社会の実現を目指していく考えだという。

【水道スマートメーター実証実験における主な検証内容】

■LPWA通信を利用した水量データの継続的な通信安定性

■水道スマートメーター導入による水道検針業務の新たな付加価値効果

■水道使用量の見える化による節水効果や漏水など不自然な状況の検知など

【役割分担】

■吹田市:実証実験フィールドの提供および水道メーターの設置

■柏原計器:データ送受信用LPWA通信機器の提供

■パナソニック:クラウドサービスの提供および計測データの管理

※1: 「Suita サスティナブル・スマートタウンプロジェクトを契機とした持続可能なまちづくりに向けた連携協定」について(参考ページ) 

※2: Suita サスティナブル・スマートタウン ホームページ(参考ページ) 

※3: 3GPP(3rd Generation Partnership Project:移動通信システムの仕様をグローバルで標準化するプロジェクト)にて規格化された技術。高セキュリティ/高省電力化された規格で、ソフトバンク株式会社が提供するNB-IoT通信サービス。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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