大和ハウス工業×パナソニック×アスカネット | 空中タッチインターホンの共同実証実験開始
大和ハウス工業株式会社とパナソニック株式会社、株式会社アスカネットの3社は、大和ハウス工業が開発中の分譲マンション「プレミスト津田山」のマンションサロンエントランス(※1)において、2022年1月15日(土)より、空中で操作できるインターホン「空中タッチインターホン」の共同実証実験を本格的に開始する。
なお、集合住宅における空中タッチディスプレイを活用した同実験は、業界では初めて
(※2)となる。
※1.「プレミスト津田山」への導入予定はなし。
※2.3社調べ。(2022年1月12日現在)
▲上写真:「空中タッチインターホン」イメージ
昨今、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、不特定多数の方が触れる箇所に直接接触することに抵抗や不安を感じる方が増加し、衛生意識も高まっている。アスカネットが2020年に実施した「コロナショック前後のモノとの接触」に関する意識調査(※3)によると、コロナ禍で約8割の方がボタンやドアノブなどモノとの接触が気になると回答した。
そのような中、大和ハウス工業ではニューノーマルに対応するため、分譲マンションの専有部では抗ウイルスや抗菌剤を施した床材や建具などの採用や、共用部では非接触キーやハンズフリーエレベーターの導入など「非接触化」を推進している。
同実験では、大和ハウス工業とパナソニックが開発した非接触でも入居者の呼び出しができる技術に、アスカネットが開発した「ASKA3D(※4)」(空中ディスプレイ)とパナソニック製インターホンを連携させた、「空中タッチインターホン」の実用化に向け、3社で検証を行う。同技術を採用することで、入居者や来訪者が、非接触でエントランス内のインターホン操作が可能となり、「共用部の総非接触化」や「消毒作業の省力化」が実現可能に。
※3.2020年5月12日~13日、全国1,204名の男女を対象に実施。
※4.アスカネットが開発した空中に映像を表示できる特殊光学プレート技術。
ポイント
1.空中タッチディスプレイによる完全非接触のインターホン操作
「空中タッチインターホン」は、空中ディスプレイに集合住宅のロビーインターホンの画面を表示し、空中で操作できるインターホン。
空中タッチディスプレイから送られるボタンの入力情報を信号変換し、ロビーインターホンへ入力することで、住戸番号の入力を完全非接触で操作できる。直接接触しないため、指紋等で汚れることもなく、濡れた手や汚れた手でも操作が可能。
▲概略図
2.最先端空中映像技術を活用したデザイン
アスカネットが開発したASKA3Dは、光の反射を利用して空中に映像を表示する最先端の技術。
近未来の映像体験ができ、今までにないデザインを実現した。また、空中ディスプレイは隣や後ろから画面が見えづらくセキュリティ性も高いため安心して使用できる。
▲AUSKA3D概要イメージ
今後について
今後3社は、同共同実証実験の結果を踏まえ、分譲マンションだけでなく、店舗やオフィスビルなど大型施設における導入の可能性も検討し、実用化を目指していくという。
「空中タッチインターホン」共同検証の概要
名称:空中タッチインターホン
検証期間:2022年1月15日~6か月程度
設置場所:分譲マンション「プレミスト津田山」マンションサロン(2022年1月8日グランドオープン)
住所:神奈川県川崎市高津区溝口2丁目26‐8
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