マーケティング効率化SaaSを展開するFLUX、DNX Ventures、Archetype Ventures等から総額10億円の資金調達を実施
マーケティング効率化SaaS「AutoStream」及び「siteflow」を展開する株式会社FLUXは、DNX Ventures、Archetype Ventures、金融機関等を引受先とし、シリーズAラウンドにて総額10億円の資金調達を実行した。調達した資金は、開発費・採用費・広告宣伝費に充当する予定という。
背景と目的
同社は、「テクノロジーをカンタンに」をミッションに、2018年5月に設立され、メディア収益化のOne-Stop-Solutionである「AutoStream」を2019年1月にリリースした。広告収益最大化機能を中心として、Analytics、視認性向上、Brand Safety、DMPなど、メディアの収益化に寄与する様々な機能を搭載したソリューションとして、リリースから2年で400件以上の契約を受注し、継続率は99%以上を維持している。
また、数々のウェブメディアを支援してきた知見を活かし、新規事業であるメディア/中小企業向けウェブサイト作成サービス「siteflow」に今後注力していくという。「siteflow」は、ノーコードでありながらもカスタマイズ性の高いウェブサイトビルダーであり、制作会社に外注するのと同等のデザインクオリティでメディアやウェブサイトを作成出来るソリューション。現在は、メディア向けプロダクト「siteflow for Publisher」β版を提供しており、4月以降に一般企業向け「siteflow for SMB」をリリースする。
上記ソリューション群を通し、工数のかかるマーケティングプロセスを効率化し、「テクノロジーをカンタンに」のミッションを実現できるよう、引き続き事業を推進していくという。
提供サービス
■メディア収益最大化ソリューション「AutoStream」について
「AutoStream」は、メディア収益化のOne-Stop-Solution。広告収益最大化機能を中心として、Analytics、視認性向上、Brand Safety、DMPなど、メディアの収益化に寄与する様々な機能を搭載している。
■ノーコード ウェブサイト作成サービス「siteflow」について
「siteflow」は、メディアや中小企業のウェブサイト作成サービス。コーディング不要にも関わらず、高いデザインクオリティで、サイトを構築することができるという。また、初期製作を顧客の業種/目的に合わせてFLUX側で全て行う「初期セットアッププラン」も利用可能で、顧客のニーズに応じた使い分けが可能。
引受先からのコメント
■DNX Ventures Managing Partner 日本代表：倉林陽氏
2019年のSeedラウンドに続く追加投資となりますが、今回のSeriesAラウンドではリードインベスタートして投資をさせて頂くこととなりました。FLUXは、DNXの過去のSaaS投資先と比べてもトップクラスの成長率を誇る、Publisher向けの業界特化型SaaSスタートアップです。既に業界で圧倒的なポジションを築いているHeader Bidding Solutionに加えて、今後リリースを控えている魅力的な追加機能が加わることで、更に革新的なプレイヤーになっていくことを期待しています。業界経験豊富でエネルギッシュなチームを、DNXは引き続きご支援させて頂きます。
■Archetype Ventures Managing Partner：福井俊平氏
FLUXは、メディアの収益化をフックに驚異的な速度で事業展開を進めており、前回のSeedラウンドに引き続き今回のシリーズAラウンドでも、Archetype Venturesとしては過去最大金額を追加投資させて頂くことになりました。マーケットの動向と顧客のPain、それに応じた確かな事業戦略、そしてそれを確実に実行する魅力的で強いチームと、成長を裏付ける構成要素を持ち合わせたこのスタートアップの更なる進化の旅路を、共に歩めることを大変嬉しく思っています。
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