メドピア×富士ゼロックスシステムサービス | 業務提携で薬学生の学習支援を目的としたサービス連携を開始
メドピア株式会社は、富士ゼロックスシステムサービス株式会社と業務提携契約を締結し、富士ゼロックスシステムサービスが新たに運営を開始した、薬学生向けの“学び”をテーマにしたコンテンツを提供する学び応援サイト「薬学のレシピ」とメドピアが運営する薬剤師専用コミュニティサイト「ヤクメド」の連携を2021年2月8日より開始した。これにより、学び応援サイト「薬学のレシピ」の会員と「ヤクメド」の会員は、両サイトを相互に遷移できるようになった。
今回の提携により、両社は双方のサイトにおけるコンテンツの充実を図り、薬剤師を目指す薬学生の実践的な学習をサポートするとともに、双方の会員基盤の拡大を目指していく。また、今後は薬剤師のスキルアップやキャリア形成に関するコンテンツの配信等を通じた、新たな事業の展開も模索していくという。
業務提携の内容
メドピアは “Supporting Doctors, Helping Patients.”をミッションに、医師12万人(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を中心とした事業を展開。「MedPeer」の主要コンテンツである「薬剤評価掲示板」では、医師同士が医薬品の処方実感を定量・定性で評価した口コミを共有しており、3000以上の薬剤に対して累計60万件以上の口コミが投稿されている。
これらの運営ノウハウを生かし、2019年4月より薬剤師向けの「薬剤評価掲示板」、「調剤事例集」、「コミュニティ」を主なコンテンツとした薬剤師専用コミュニティサイト「ヤクメド」も展開。ヤクメドの代表的なコンテンツである「調剤事例集」では、患者への服薬指導や疑義照会など、薬剤師の日々の業務に活かせる事例を共有しており、2000以上の現場事例が投稿されている。また「コミュニティ」では、同じ薬剤師同士で業務や人間関係の悩み、転職の不安などを気軽に相談できる場として利用されている。
富士ゼロックスシステムサービスは、薬学生、教員、指導薬剤師がそれぞれ実務実習の計画・実施報告・評価をウェブ上で実行できる「実務実習指導・管理システム」を全国の薬科大学・薬学部の約9割に提供しており、毎年、約9000人の薬学生に活用されている。
この基盤を活かし、富士ゼロックスシステムサービスは2021年2月8日より薬学生向けの新サービスとして、「薬学のレシピ」をオープン。「薬学のレシピ」では処方箋や、医薬品に添付される使用上の注意や重要事項が書かれた文書の見方、薬剤師が患者に対して処方薬の情報提供を行う服薬指導のポイント動画、国家試験過去問の解説など、薬学の学びに役立つ情報を閲覧することができる。
※同サービスの利用は、薬学生であることを前提としている。
今回の連携により、「ヤクメド」と「薬学のレシピ」の会員が双方のサイトを簡単に遷移できるようにするとともに、学び応援サイト「薬学のレシピ」では「ヤクメド」の調剤事例コンテンツを、「ヤクメド」では「薬学のレシピ」の多様なコンテンツを閲覧することが可能になる。今後は両サイトのアカウントを共通化することで、双方のアクティビティの最大化と薬学生会員基盤の構築を目指していく。
薬剤師専用コミュニティサイト「ヤクメド」について
薬剤師専用コミュニティサイト「ヤクメド」では、調剤業務に活かせる医薬品情報や医師・薬剤師による医薬品の口コミ、調剤事例集など、多様なテーマで薬剤師同士が経験やナレッジを共有。全国の薬剤師の「集合知」が、薬局での最適な現場対応をサポートする。
※同サービスの利用には、医療関係者共通IDサービス「medパス」への会員登録(無料)が必要。
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