グリーンリバーホールディングス×DMM.com | 埼玉県深谷市で2021年2月より、アグリワーケーション施設の運用を開始
IoTを活用した農業を推進するグリーンリバーホールディングス株式会社(以下、GRHD)とDMM.comは埼玉県深谷市で、太陽光利用型植物工場「Veggie」(※1)に、ワークスペースを装備した「Veggie_Works」を埼玉県深谷市旧豊里幼稚園跡地に設置し、コロナ禍における新しい働き方と農業課題の解決を推進するため、2021年2月よりアグリワーケーション施設(※2)「One_Farm」として運用開始する。
※1 移動可能な小型の農業用鉄骨ハウスとしてGRHDグループが2016年に開発したもの。大きさは20フィートコンテナとほぼ同等。縦型水耕栽培装置(Bi-Grow)、養液管理装置、空調機等を搭載し、トラックなどで移動可能なため、設置場所を選ばない植物栽培設備。
※2 アグリワーケーションとは、「Agriculture(農業)」と「Work(労働)」と「Vacation(休暇)」を同時にかなえる造語であり、リモートワークなど行いながら、別の場所や空いた時間で農業を楽しむ新たな地方での働き方のことを指す。
取組みの経緯
2019年10月、埼玉県深谷市が主催した農業課題を解決する技術や事業プランを全国から募るビジネスコンテスト「ディープバレーアグリテックアワード2019」のプロダクト部門で、GRHDが最優秀賞を受賞し、2020年3月に同市の出資を受け入れた。
これにより、「スマートシティ構想を見据えた新しい農業」の構築を目指すGRHDと、同社の理念に賛同したDMMは、深谷市が所有する旧豊里幼稚園跡地に「Veggie_Works」を設置運用することとなった。
Veggie_Worksの運用サービス内容(予定)
ワークスペースを装備した「Veggie_Works」は以下のサービス内容にて運用を開始する。利用者は、近隣をはじめとする個人、ワーケーション・リモートワークを推進する法人や福利厚生を目的とした法人、農福連携を目的とした社会福祉法人、等を想定しているという。
■Veggie_Works設置台数5台
■5台中4台は1棟/月貸し、1台は縦型水耕栽培装置(Bi-Grow)1本/月貸し
(Veggie_Works 1台につき、32本のBi-Growが装備されている。)
■会員カード発行
■初回会員登録者は2021年2月、3月の2か月間が利用料無料
■会員は施設用地内設備無料利用
■4月以降随時サービス追加予定(ドッグラン、6次化ワークショップ、グランピング、カフェ等を追加見込み)
■初回登録会員は追加サービスについても無料利用可
※利用希望及び会員登録希望に関しては別途説明会の開催を予定しているという。
▲:旧豊里幼稚園跡地 運用計画配置予定
今後の展開
2021年2月よりアグリワーケーション施設の運用を開始し、評価性指標を設定することにより、運用方法や付加サービスを充実させていく。その後全国の自治体に、豊かな地方ならではの働き方「アグリワーケーション」を推進展開していく。
同社らは、次の開発目標を達成するためにONE FARM事業を行う。
※関連リンク:プレスリリース